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12月, 2011の投稿を表示しています

帰省時にやりたいこと/来年もまたよろしくです!

ノーマ・フィールド『天皇の逝く国で』(→ 天皇の逝く国で【増補版】:みすず書房 )。途中まで読んだ。オーラル・ヒストリーに基づく質的研究の良書でありながら、読み物として成立している。うまく言えないけれど、読んでいて気持ちいい。初めから日本語で書かれているものと思ったら翻訳だった、というくらいに文章も読ませる。読み終わったら感想を書きたい。 あとは読む暇があるだろうか、 [改訂第5版]LaTeX2e 美文書作成入門 のOpenTypeのところと、ユニコード関連のところ。自分の研究で今年地殻変動があったのは、データをjisからunicodeで記録し始めたこと。共同研究者との関係からズルズルとそうなったのだけど、ユニコードと文字鏡フォントをTeX上で表示させることはできるのかどうか。 XeTeX - TeX Wiki なども見ている。漢字文献、というか歴史文献資料を研究している人たちは電脳処理をどうしているのか?というと、ネット上での情報は少し古いように見えるかな。TeXを使って論文を書く人自体が以前にもまして貴重種になりつつあるのかもしれない。既存のワープロソフトでもはやいろいろできちゃうからね。そして僕も今年はMS-Wordの軍門に降ったのだった。 さて、簡単な片付けをして、これから関東に向かう。先に関東に行っている家族を、正月明けに車で連れ帰るために、ひとり長距離ドライブ。BGMは岡村ちゃんほか。 ひとまず2011年のniji wo mitaはこれにて終了です。ほんとうに投稿数が少ない年だった。体験の種類や質と投稿数は相関がある。来年は元のレベルくらいには戻したい。一年間どうもありがとうございました。実名でお付き合いの方も、ネット上でしかご存じない方も、来年もどうぞよろしく。皆様のご健康とご多幸をお祈りして。

いろいろよく分かんなかった一年

まだ一年は終わっていませんが、明日は実家に戻るのでここで一区切りです。 今年度はいろいろよく分かんない感じでした。ひとつは前期に関東で非常勤講師をやったこと。いい経験にはなったけど、ずいぶんめまぐるしかった。そして何より震災の影響、とくに放射線の話は脳に常駐していて、ほとんど何も解決していない今、当然のことながらすっきりしてはいない。何をしていても、次の3つを気にしていた。気がつくと検索していたり記事をたどっていたりして、夜などはあっという間に時間を食い尽くす。 ・福島第一の事態把握 ・放射線の人体への影響 ・山形の放射線量 放射線被曝の話は誰もが考えて、かつ表現して良い話なのに、それによって生じる物理的・心理的な集団の分断なども、重たい問題として常に頭の中にあった。口に出したいけれど、出してどうなる?という自問が口を開くことをどこか押しとどめている。 山形は地震津波にしても放射線にしても激甚被災地に近いわりに被害が少ないので、被害の多少が分断の話に容易に結びついてしまう危険性が常にある。早川さんの発言などは、このブログでも時折話題にするイマココ性からいえば明らかに分断を生み出すという点でたしかに問題なのだけど、彼の偽悪的かつ露悪的な物言いは長期的に問題だと誰も言えないのではないか云々。物を言えば大なり小なり分断は起こるものであって、できるだけ分断を起こさない物言いを心がけることは必要であっても、だからといって慎重さを装って静かにポジション確保に勤しむのも嫌なものだった。このあたりはどれくらい逡巡したか知れない。 じゃあきちんと自分の社会的立ち位置から発言できたかというとそうでもなく、やっぱり少なくとも自分の中で落とし所はそれなり決めた上でないと決断して発言するのは難しい。 職場の方も大なり小なり被害を受けているわけで、それへの対応が時間と体力を削り取っていたのもあった。しかし通常の業務の中に震災や放射線とは別の、とにかく通常の業務の体裁をなして忍び込んでいるので、ただいつもの仕事が増えたかのようにぼんやりと感じる自分がいて、いやそうではないだろうとたまに目が覚める。 まあこんな感じなので仕事はたくさんこなしたように思うが、質の方は全般的に粗悪だったとも思う。自分の専門の研究は思わしくなかったし、仕事も空回っていたかな。なんかもう今の

メガネっこクラブ

年内の仕事も終わり、近いところの原稿仕事も書き上げ、あーいますっかりやることがなくなっている。と思ったら気持ちの上で次のことを考える精神的な余裕が少しできたような。友人と待ち合わせの途中、まずはボワボワの髪の毛を切るか、ユルユルのめがねを直してもらうか考えて、よしメガネだと思った矢先に店頭の安いメガネをほぼ衝動的に購入してしまった。だって安いよ、Zoff(→ メガネ(眼鏡・めがね) | Zoff(ゾフ) )。標準のレンズとフレームセットで7000円台って安い。ショーウィンドウの前面に陳列するフレームはどれも若者がかけるようなシャレオツな太くてカクカクした感じのものばかりで気後れしたが、隅っこの方にあるフツーのやつをお試しで購入した。  いまかけてるやつはもうフレーム調整ではダメなくらいになっていて、すぐ鼻の下の方に降りてきてしまう。ただでさえ髪の毛が白くなってきたのに、マジでおじいちゃんに見えちゃうのはおいしいと思いつつもクイッと上げるのがめんどいからね。 所持しているメガネから度数を測って、同じ度数のレンズを在庫から取り出して、視力を測ることもなく30分で受け取り。すげーなー。これまでかけてたやつだって2万円というのは安い気がしたもんです。ただ、安いやつだとちょいと重めのレンズですね。何千円か払えば、あとでグレードが上のレンズと交換してくれるってどういう仕組。

Orbital 新作

Orbitalが新しいアルバムを出すそうですね。 ::: BEATINK Official Website / Beat Records / Orbital ::: によれば、2009年には再結成があり、ツアーもこなしていた模様。2年の滑走期間を経ての新作で離陸という流れですね。 新作の一部、Neverという曲が公開されています。

AndroidのGoogle Ime

Android用のGoogle Imeがようやく出ましたね(→ Google 日本語入力 - Android マーケットのアプリ )。ずっとShimejiを使っていましたが、速攻で乗り換えました。Google Imeの実力はPCのと変わりがないです。インターフェイスも悪くないです。最近パワフルマシンと比べてややロートルとなってきた(まだ一年なのに…)Is05でももっさり感がなくサクサク動くのが、Shimejiとの大きな違いに感じます。 というわけで、IS05の使いやすさがぐっと上がってます。

ユニコードでデータセットを作る

共同研究で入力しているエクセルシートには、漢字や漢語が並ぶ。この10年くらいに、各研究者がいろいろな段階で入力を始めたデータが、混在している。15年くらい前には漢字文献を取り扱うには、今昔文字鏡を使うのがスタンダードだった。JISの第2水準までに含まれるのは6800字程度だが、歴史文献に現れる漢字をカバーすることは到底無理だった。今昔文字鏡は発売当時8万字、いまや16万字を誇る。 ところが今昔文字鏡は「人間が目で見て分かるため」の処置をしており、文字コードとは対応していない。同じコードを持つ文字に異なるフォントをかぶせることによって、擬似的に複数の漢字を表示しているだけだ。これが漢字データを電子処理しようとすると障害となる。それで諸橋大漢和辞典番号や大字典番号などを併記しておき、それを軸として他のデータセットとマッチングさせることが通例だったのではないかと思う。TeXで文字鏡フォントを使うときも文字番号は諸橋大漢和辞典番号だったので、データ管理をするにはこのやり方がとっても便利だった。 ところが共同研究者となると漢字処理はいろいろ独自に対処しているので、このやり方を一方的に押し付ける訳にはいかない。今昔文字鏡だって安くはない。また入力もそれなりに面倒であるし、慣れない人は「一斉にMS明朝を適用したら変になったよ」みたいなことを起こす。むにゃむにゃあーだこーだやっているうちに、漢字字体研究の人たちはあっさりユニコードに基づいたデータベースを作成するようになってしまった。office 2003の段階でユニコード対応となったことも大きなきっかけだったろう。「これからはユニコードってホント?」などと様子見をしているうちに、マジでユニコードの世界になだれ込んでしまったようだ。 すると途中まで入力していたデータが、あるところから突然unicodeになってしまうわけで、完成間近になって全体を振り返ってみると極めて不均整なことになってしまっている。我々は文字コードや漢字のフォルムを研究しているわけではないので、このあたりはかなり無頓着にやってきた。しかしあんまりこれだと使い勝手が悪い。こりゃ直していかなければならんなということで、ひとつひとつデータを見ていくと、かなりユニコードにカバーされていて驚く。ユニコードに含まれていないのは10%くらいか。 歴史文献に現れ

ぱぺぴぷぱむぱむ

このところyoutubeで出会った、80年代テイストな映像を。「パペピプ♪パピペプ♪パペピプポ♪」。コンピューターおばあちゃんみたい。ロリータ演出な発声にほんのわずかイラッとしないこともないけど、耳に残ってしまうわけです。アラフォー狙いでどんぴしゃりに釣られてみるのも悪く無いでしょう。 アニメ「べるぜバブ」のエンディングのようで。我が家の小学3年生も興味津々です。 で、歌う佐々木希の滑舌が悪いなどと言われていますが、じゃあおまいら「きゃりーぱみゅぱみゅ」ってきちんと発音できたことはあるんか、と問いたい。僕は全然です。「きゃりーぱむぱむ」か「かりーぴゃむぱむ」のほぼ二択です。拗音性というか口蓋性が前後の音節にずれてしまうわけで、まったくよくできた早口言葉だと思います。つーかそもそも「ぱむぱむ」が言えない。この語をあと300年くらい放置プレイしておくと「ぱうぱう」に音韻変化を起こしかねない勢いです。 ウェイウェイウェイポンウェイポンポンです。このナンセンスぶりと、テクノパンクフォント(いい加減に命名)です。POLYSICS先輩の「コンピューターおばあちゃん」かと(このPVの製作過程が 大原大次郎 omomma™ に!)。 アラフォー子持ち家族の親子を撃ちぬく企画って、やっぱりわかっていても乗っちゃうものですね。この企画(→ ナタリー - [POLYSICS] 大人も子どもも楽しめる童謡カバー集 )とか、絶対楽しいって分かるもん。買わずに耐えていますが!