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3月, 2012の投稿を表示しています

きちんと廃棄

冬の間は寒すぎて、自分の部屋をずっと使わずにいた。居間で仕事をするので却って家族の顔が見えていいということはあるかもしれないけれど、長時間集中して仕事をするにはやはり都合が悪い。 で、春がきた。最低気温零度とかだけど、道路の雪がほとんどすっかり消えたので春だろう。春がきたので穴蔵の整理をすることにした。 物置同様だった部屋から、不要な書類をどっちゃり捨てる。ついでになんかもう堆積しまくった大学院生時代からの書類も捨てる。10年使わなかったのならこの先もたぶん使わない。借りた『じゃりン子チエ』はまとめる。もう絶対読まない本は捨てる。 昨年か一昨年かに壊れてしまったデスクトップPCのe-machinesJ2812。と、1997年くらいから使っていたかもしれない19インチのCRTモニタ、EIZOT731。PCはリサイクル法以後なので、e-machinesが無料で回収してくれる。モニタのほうは回収業者に送りつけて引き取っていただくことにした。ついでに人からもらった古くてクソ重くてpuppy-linuxとかいれて遊んだ記憶のあるラップトップ。あと10年くらいに妻に買った中古の、いまではとっくに壊れて捨てられずにいたマックブック。一気に捨てまくります。あとはこれまた人からもらったインクジェットのプリンタ、はまだ捨てる見通しが得られていない。レーザーのは現役だから捨てない。 ノートPCはここで回収: パソコン処分・回収隊 パソコン修理店運営の処分、回収 CRTモニタはここで: パソコン廃棄処分・回収費用が無料に!パソコンリサイクルセンター e-machinesのPCはここ: PC リサイクル (家庭系パソコンの回収・再資源化について) 以上、運送料だけで済みそう。 一昨年はマンガとか書類とか、学術雑誌とかをガンガン裁断していた。昨年の3月までやっていたが、その最中震災に見舞われて以来、すっかりやめていたのだった。昨日、久しぶりに20冊くらい裁断してスキャンした。 捨てる作業をきちんとやろう。

セキュリティ設定のメモ

メモしておこう。 これぐらいやっとけ ~Linuxサーバのセキュリティ設定~ - nabeの雑記帳 CentOS で行なっておきたいセキュリティ設定: あるSEのつぶやき root になれるユーザの限定 ssh公開鍵認証手続き VPS 借りたら、せめてこれくらいはやっとけというセキュリティ設定 : dogmap.jp 教科書には、wheelグループがどういうものかは明示的に書かれていなかったな。

Linux標準教科書

次年度から少しサーバ運営関係の仕事に携わる可能性が濃厚ということで、これまで断片的な知識で使ってきたLinuxについて概論的な勉強をしてみよう、ということで、「Linux標準教科書」(→ Linux標準教科書 無料ダウンロード LPI-Japan LPICレベル1対応|Linux技術者認定機関 LPI-Japan [エルピーアイジャパン] )を、問題を解きながらざっと読んでみた。きちんとコマンドベースで基礎を学ぶのは気持ちいいものですね。分からないなりに入力しながら進めていくと体を通じて分かることもある。 教科書自体もよくできています。基礎と、基礎のなかのちょっとだけ応用をやらせて、各章の最後につぎの章につながる疑問を少しちりばめておく。それが次の章へ進む知的推進力となっています。断片的な知識が統合されていく過程もまた気持ち良いものでした。独学でざっとした見通しを得ることができたので、講師に教わったらさぞかし気持いいのだろうと思います。ともあれ、この教科書を作った人たちに敬意を表します。もし自分がたとえば「漢語アクセント分析入門」など書くとしたら、どうするだろうな、などと想像しながら読んだ部分もありました。 なにごとも必要、ニーズに先行されてから行動に移すようではちっとも全体の見通しが得られず、いつまでたっても作業の奴隷から抜け出せないもんだなと思います。基礎をやる意味というのは大事ですね。今知りたいことの気持ちに突き動かされるだけでなくて、すぐに役に立たないかもしれないけれどやってみると、改めて見えてくる世界というのもあるもんです。

星を追う子ども

新海誠監督の「星を追う子ども」( 『星を追う子ども』公式サイト/新海 誠 最新作 )をDVDで見る。もともと映画とかあんまり見ない方だけど、子供と一緒に見る機会がすこしずつ増えた。 新海誠のことはよく知らないが、「ほしのこえ」が脚本とか作画とかほとんど一人でやっちゃった人、くらいの認識はあった。「星を追う子ども」はさすがにそうではないけれど、商業化されすぎると見えにくい作家性みたいなのんがけっこう感じられる作品だった。脚本はちょっととっ散らかった素人臭さは残る。マンガで言えばIKKIの単発作家のようなテイスト。それにいまふうの閉じた自己みたいな世界観。でも映像で伝えたい空気はバリバリ伝わるなあ、というのが好印象だった。作者、1973年生まれか。同世代ならではの日本の風景がいやというほど前半で描かれて、後半はナウシカとかでわくわくした同じく小学校高学年感がこれまたいやというほど漂っている。監督、グッと来ました! この作品には「さよならを言うたび」というキャプションがついている。人の死をきちんと描こうとしたのが、2011年公開作品だったというのはできすぎか。命のたそがれの隠喩で、全編に夕空の、夕暮れ時の美しい映像が織り込まれている。これが強烈に美しい。というかそっちが着想の最初でストーリー後付けでも僕は全然納得します。そんくらい僕はこの作品の夕暮れ時の雰囲気が大好きです。そういう映画だよ。

暗闇の速さはどのくらい

エリザベス・ムーン『暗闇の速さはどのくらい』(→ amazon )。ちょいと前に読了。 自閉症スペクトラム障害の話。ネビュラ賞受賞と書いてあったけれど、読んでみるとSFっぽさがないように感じられるので、却ってSFの懐の広さを感じてしまう。主人公の心内描写がスペクトラムのひと独自の感性で語られるのが、興味深かった。新鮮さと裏腹の違和感を持ったり、ああここは僕もそう感じることがあるな、などと読み進めるとスペクトラムのグラデーション性が感じられて面白い。 前半部分で語られる自閉症スペクトラムのひとの「内面」によって読者も擬似的にそういう自我を体験できる仕組みで、その自我が後半になって登場する「自閉症の特効薬」のために失われる悩みが戯画的に描かれる。誰しも自我が失われるのは怖いわけで、「その方が社会で生きやすくなるよ」と言われたって、逆に「社会って誰の社会じゃい」と「でも生きやすくなるなら」との間で悩まずにはいられない。 「健常者」と呼ばれる人たち(ムーンの翻訳では「ノーマル」)の権威性を無効化するための、「定型発達」というニキ・リンコさんの用語を思い出す( niji wo mita: 「向こう側」と「こちら側」 )。作中では、主人公は「ノーマル」へと生まれ変わる道を悩みの末選び、「ノーマル」たる自我を得て、代わりにそれまでの自我を捨てる。いまの世界を捨てて、新しい世界へ。このあたりがSFたる面目躍如なのかな。

スライムプリキュア、813、サニー、キートン、尾玉先生

スライ、スライ、スライ、スライ、スラーイムプリキューア!(子どもと考えた最強の替え歌)  今朝は、うっかりプリキュアを卒業しそうだった娘(4歳)を正しい心で現場に連れ戻しました。現場主義の大切さを見失わずに済んで良かったと思います。スライムプリキュアにはいろんなスライムが出てくるよ!  本日の山形は天気もよく、程良く暖かく、どじょっこだのふなっこだのにグダグダ言われるまでもない感じです。チャリンコでこまつ書店!息子にはモーリス・ルブラン『813のなぞ』(ポプラ文庫版)を強要(→ amazon )!父親はマンガをたんまり買い込む!最高の春の一日です。わたくしも小3の冬に、父親から813の謎を強要されたのが、初めて文字だけの本をちゃんと読んだ体験だったのを思い出すのであります。在りし日々のクラシック版の書影を掲げておきたいと思うのであります。  ほんでマンガ。浦沢直樹/勝鹿北星『完全版 マスターキートン(8)』(→ amazon )。 松本大洋『Sunny(チョロQ付き特装限定版)』(→ amazon )。1巻も限定版(ヨーヨー付き)を買ってしまった…。 尾玉なみえ『アイドル地獄変(完全版)』(→ amazon )。尾玉先生、ついに御尊影を公開されてます。巻末にアイドルとの対談を収めるのだけど、大変楽しみなのであります。僕は尾玉なみえ先生のように数回転した上に開き直って着地した選手が大好物です。そして『アイドル地獄変』は、ダスゲ・マイネを中心とした不謹慎なエピソードが、尾玉作品のなかでとりわけ好物です。