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10月, 2012の投稿を表示しています

BiBTeXできた…(涙)

8年越しくらいにできたという話。実は、TeXで論文書いているくせにbibtexだけは放置していました。 ・著者名+年号+「論文タイトル」+掲載雑誌+号数 ・著者名+年号+「書籍タイトル」+出版社 というこれだけが欲しいというのに、8年くらい前に試行錯誤したときはうまく行かず、「別にTeXのマクロとかいじれるプロになるわけじゃなし」と諦めていたのでした。しかし本当はTeXの威力は組版の美しさと同じくらいかそれ以上に、作成した文献データベースからリストを吐き出したり、本文中に参照したりする機能が重要なのでした。これまでは、なんとbibtexだのciteだのを全く無視して、論文ごとに文献リストを作る(そしてたまにリストから文献を落として凹む)ということをやっていたのです。 そしたら今では、natbib.styという泣けるスタイルファイルが公開されているのですね(使い方は→ 文献の引用 )。素晴らしすぎる。ここの\citealp*{引用キー}を使えば、まず、本文における文献引用を「名前+年号」や、同じ著者が連続して引用する際に名前を省略ために2箇所以降を「年号」のみにする、といったことが表現できる。 しかも数年前には理系寄りのbstファイルばかりだったのが、もうちょっと人文系に優しいjecon.bst( 武田史郎のウェブサイト | jecon.bst: 経済学用BibTeXスタイルファイル )というのも公開されている。2009年公開だ…時代は進んでいたのですね。論文末尾につける文献リストから、年号の( )を取り去る方法など、かゆいところに手が届く仕様になっていて大変ありがたくて涙が比喩的に流れほとばしりました。 % year の前に付ける文字列 (日本語文献用) % FUNCTION {bst.year.pre.jp} { "" } % (default)←ここにあった「(」を取り去る % year の後に付ける文字列 (日本語文献用) % FUNCTION {bst.year.post.jp} { "" } % (default)←ここにあった「)」を取り去る …と書いてみればどうってことはないことだけれど、ここまで理解するのにマニュアル首っ引きでトライ&エラー。6時間くらい使ってるわ。 と

自転車通勤絶賛の季節

自転車通勤絶賛の季節が数週間前から到来している。夏の間さぼっていた体力が少しずつ上がってきて、ようやく良い感じの疾走感になってきた。 昨年からMapMyRideで記録を残しつつ片道約3.8kmを通勤しているわけだが、たまの休みも入れて、ここまでのところ今年は約400kmの走行距離。今年の統計を見ると、雪が溶けて走りだして、夏になって嫌になって、また涼しくなって走りだしたのがもろわかりです(笑)。 本日、けっこう飛ばした感じで、信号でちょっと停止して時速21kmくらい。え?そんなもん?と思った。御年50いくつの中学校の時の恩師は、別に普通の感じで平均時速20数キロで琵琶湖一週とかやってて、結構速いもんだと思ってたけれど、やっぱり速いんじゃないかと思う。それか街乗りは、身体感覚に見合うほどにはどうしても平均速度が上がらないものなのか、あるいはMapMyRideの計測に問題があるのか。うーん。

Tex colortbl.styメモ

表がみづらいのをどうにかしようと色々工夫をしていた。ほとんど生データに近い形で出して、とも思ったが、自分でもうすうすと感じていたけれども、読みにくい表はだめだよなあ。ということで試行錯誤のうえ、否が応にも表の一部に網掛けをすることにした。実は、わたくしデビュー論文が完全版下原稿だったのだけれど、網掛けを使って大下手こいたことがあるのです。以来、網掛けはやるこっちゃねえなあと思っていたのでした。すなわち、網掛けを選んだことはある意味トラウマを乗り越える取り組みなわけですね(笑)。 そいで、TeX環境で編みかけといえば、ネットを探すとcolortbl.styを使えとある(情報元: LaTeXで表の中の一部のセルに網掛け: バトコの子のコトバ 、 colortbl.sty: TeX パッケージ 、 CTAN web interface: Directory listing for /macros/latex/contrib/colortbl )。問題は、これstyleファイルがDLできるのではなくて、自分で生成しなければならないのでした。 よく読めば書いてあるけれども、colortbl.insをTeXに一度かけるのですね。それで生成されたstyを適正な場所に置く、と。ネット上に落ちているソースをそのまま貼り付けて名前だけcolortbl.styにしてもダメだったので、メモしておきます。 なお、自分のミスに気づいたのはネット情報からではなくて、奥村センセの『改訂第5版 LaTeX2e美文書作成入門』のp.137に「colortblパッケージがない場合は、CTANの(略)からcolortbl.dtxとcolortbl.insをダウンロードして同じフォルダに置き、colortbl.insをTeXで処理すればcolortbl.styが得られます。」という記述を読んだからでした。いつも思いますが、 ネットから生半可な知識をゲットするだけではだめで、きちんと本を読むのが大事 ということです。いちおう、コマンドプロンプトでやったこととログを載せるという恥ずかしいことをしておきます! C:\colortbl\colortbl>tex colortbl.ins←同じフォルダに置く This is TeX, Version 3.1415926 (TeX Live 201