がね、もやしもんの最新巻なのだよ。武藤の話が良くて、特に作中企画の地ビールの話、とても良くて。ビールが飲みたくなったのはもちろんとして、もやしもんの呼びかけに応じてくれたあれのあれとか、ネタバレになるから書けないけれど、大学が舞台のマンガとしてはこの巻がいちばん見せどころじゃん?みたいな盛り上がりを見せた。こういうのが、こういうのだよね(読んでない人には全く分からないだろう)。
尾玉なみえも円熟期に入ったのかと思わせる落ち着きぶり。大手誌、しかも少年誌でやってほしいネタがてんこ盛りであった。少年誌の書き手が一線を退いて青年誌で少し羽目を外して書く、というのが作家のキャリアを広げるありがちなルートでもあるのだが、尾玉はそれでいいのだろうかと思う。尾玉は本来、青年誌(あるいは成年誌か)的ネタを子ども世界に翻案して毒濃度そのまま、ガワだけ違うのが持ち味であるから、少年誌のほうが味が生きる。単行本だったら同じじゃん、というわけでもない。少年誌単行本のあのサイズで読めば、やっぱり味が生きると感じるのが極北マンガ道であるはずだ。
そしてファンタジウムがマンガ読みの間であまり話題に上らないのは、うーん、テーマがあまりにniji wo mita好みであるだけなのかどうか。マンガとしてというのとは違う次元で面白いことは確か。
尾玉なみえも円熟期に入ったのかと思わせる落ち着きぶり。大手誌、しかも少年誌でやってほしいネタがてんこ盛りであった。少年誌の書き手が一線を退いて青年誌で少し羽目を外して書く、というのが作家のキャリアを広げるありがちなルートでもあるのだが、尾玉はそれでいいのだろうかと思う。尾玉は本来、青年誌(あるいは成年誌か)的ネタを子ども世界に翻案して毒濃度そのまま、ガワだけ違うのが持ち味であるから、少年誌のほうが味が生きる。単行本だったら同じじゃん、というわけでもない。少年誌単行本のあのサイズで読めば、やっぱり味が生きると感じるのが極北マンガ道であるはずだ。
そしてファンタジウムがマンガ読みの間であまり話題に上らないのは、うーん、テーマがあまりにniji wo mita好みであるだけなのかどうか。マンガとしてというのとは違う次元で面白いことは確か。
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