ツタヤから借りてきたDVDを娘(3歳)が家のどこかに隠して見つからず、延滞一日で見つかった平日の昼。妻の仕事道具が入ったダンボールの奥底に隠してありました。どうして子どもがそういうことをしたかというと、明らかに腹いせなんだよね。すでに2回見たDVDを3回目をせがまれたときに、もう嫌気がさして見せろ見せろデモを繰り返す娘を放置してたら、隠しちゃったわけです。どこに隠したか聞いても絶対に教えてくれない。親のいらだちが募る。ごめん、「どこに隠したの!」って強い口調で責めてしまった。
センダック原作をスパイク・ジョーンズが映像化した「かいじゅうたちのいるところ」はそういう話です、と言いたい。映画自体は昨年1月には公開されていました(niji wo mita: かいじゅうたちのいるところ)。映画館では見られなかったのでDVDだったけれど、家族全員で見て、娘は繰り返し見たがったので、何かを感じたのかもしれない。(スパイク・ジョーンズの解釈により)子ども目線に徹して作られていることは、付属のメイキングでも明らかにされている。撮影現場にスタッフの子供たちが連れ込まれていて現場を荒らしまくっていたらしい(笑)けれど、そのことが創りだす子どもならではの空気というのもあったよう。スパイク・ジョーンズは予定調和的なものを排除して、嘘偽りなく子どもの内的世界を描きたかったんだろうなと思う。
原作と違う大きな点は、冒頭でシングルマザーのいらだちが描かれていたこと。映画に子どもを連れていくのは親だから、ある種のサービスショットかなと思った。それがあるおかげで自分が子どもだったときのいらだちを、当事者と親目線の両方から立体的に捉えさせることに成功もしている。けれど子どもの生の感情をど真ん中で捉えさせ損なっているところはあるかな(親だって大変なのよという視点にすり替えられちゃう)。
* * * * *
さてそれでアマゾンのレビューなのだけどね!レビューそのものはどうでもいいんだけど、steve vai(超絶技巧ギタリストがオーケストラをバックにライブした。超絶技巧のひとはすぐオケをバックにやりたがるよね)のライブDVDと混線してておかしいことになってるから!(→amazon)これはなんでかというと、原題がどちらも"Where the Wild Things Are"だからなのだよね。子どもの心にある「かいぶつ」とsteve vaiの「野生動物」というニュアンスの違いがとっても面白いと思ったよ。
センダック原作をスパイク・ジョーンズが映像化した「かいじゅうたちのいるところ」はそういう話です、と言いたい。映画自体は昨年1月には公開されていました(niji wo mita: かいじゅうたちのいるところ)。映画館では見られなかったのでDVDだったけれど、家族全員で見て、娘は繰り返し見たがったので、何かを感じたのかもしれない。(スパイク・ジョーンズの解釈により)子ども目線に徹して作られていることは、付属のメイキングでも明らかにされている。撮影現場にスタッフの子供たちが連れ込まれていて現場を荒らしまくっていたらしい(笑)けれど、そのことが創りだす子どもならではの空気というのもあったよう。スパイク・ジョーンズは予定調和的なものを排除して、嘘偽りなく子どもの内的世界を描きたかったんだろうなと思う。
原作と違う大きな点は、冒頭でシングルマザーのいらだちが描かれていたこと。映画に子どもを連れていくのは親だから、ある種のサービスショットかなと思った。それがあるおかげで自分が子どもだったときのいらだちを、当事者と親目線の両方から立体的に捉えさせることに成功もしている。けれど子どもの生の感情をど真ん中で捉えさせ損なっているところはあるかな(親だって大変なのよという視点にすり替えられちゃう)。
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さてそれでアマゾンのレビューなのだけどね!レビューそのものはどうでもいいんだけど、steve vai(超絶技巧ギタリストがオーケストラをバックにライブした。超絶技巧のひとはすぐオケをバックにやりたがるよね)のライブDVDと混線してておかしいことになってるから!(→amazon)これはなんでかというと、原題がどちらも"Where the Wild Things Are"だからなのだよね。子どもの心にある「かいぶつ」とsteve vaiの「野生動物」というニュアンスの違いがとっても面白いと思ったよ。
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