東村アキコ『主に泣いてます(4)』(→amazon)がものすごいスピード感。トキばあとこももの(時にトキばあ単独の)コントが間(ま)という間を埋め尽くしていて、息を付く暇がない。よくもまあこれだけアラフォー狙いのコネタとキャラで埋め尽くせるものだと思う。『ひまわりっ』の終わりあたりの速度がここへきて加速している。そして全編ただよう水木しげる感は、天狗面の登場をもってつげ義春感にあらためて確定させていただきたいと思います。
杉本亜未『Fantasium(7)』(→amazon)は、これっていい意味で分かりにくいだろうな、と他人事のように思った。で、ディスレレクシアの主人公が電子辞書を片手に文字を紙に書いていくシーンが、何かとても良かったよ。フレイレ系の研究者が、南米での事例報告をどこかでしてたのを思い出す。書き文字に基づく識字教育が持つ権威性と、ハードルの高さが、パソコンによって割合容易に越えられるという話だったと思う。現代社会にとっての読み書きとは何か、と。全能感にあふれた変な先生の登場とのすれ違いまくりな交流も、最初はどうだかなと思ったけど、今後が楽しみ。
杉本亜未『Fantasium(7)』(→amazon)は、これっていい意味で分かりにくいだろうな、と他人事のように思った。で、ディスレレクシアの主人公が電子辞書を片手に文字を紙に書いていくシーンが、何かとても良かったよ。フレイレ系の研究者が、南米での事例報告をどこかでしてたのを思い出す。書き文字に基づく識字教育が持つ権威性と、ハードルの高さが、パソコンによって割合容易に越えられるという話だったと思う。現代社会にとっての読み書きとは何か、と。全能感にあふれた変な先生の登場とのすれ違いまくりな交流も、最初はどうだかなと思ったけど、今後が楽しみ。
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今日はお疲れさんでした。