いやー、今日はこのクソ忙しい状況をさらに深刻にすべく、黒田硫黄『あたらしい朝(1)』(→amazon)と、福島聡『機動旅団八福神(8)』(→amazon)と、ハンター再開のお知らせに血湧き肉躍った。
久しぶりの黒田硫黄の作品は、やっぱり最高。第2次大戦のドイツ、の仮装巡洋船が世界の海で連合国(主にイギリス)の商船を沈めまくる、という話なんだが、実際そこはどうでもよくて、「ドイツ万歳!(一同ビールをぐい飲み)」「ビール万歳!(一同ビールをぐい飲み)」とかね、「地面が揺れ動かないのには驚いたなあ」とかね、オチも何もない一コマ一コマ。何だろう、間ですかね?黒田硫黄はこういうのもう神がかった天才としか思えない。黒田硫黄作品ほど読んでて気持ちよくなるマンガはないな。この人はマンガでしかできないことを高いレベルで実現している。マンガの気持ちよさをことばで説明するのって難しいな。敢えて言えば、勢いだけで乱雑に、いい加減に作っているように見えるのに、むしろそうした方がおいしくできてしまったスコーンみたいな、…いやそれは違うな。大変な量の下調べをしているから、勢いと乱雑さがきちんと完成度の高いスコーンになって我々の食卓に並ぶわけです。そんなんでよろしいか。ともかく、このすさまじいまでの隔靴掻痒感が君に伝わればいい。マンガ好きなら絶対読むべき。
『機動旅団八福神』は、例によって圧倒的な読みにくさが新しいマンガです。この人の時間感覚はおかしい。いつも変な進行のしかた、変なコマ配置、変なネームであるところが気持ちいい。最新巻ではポスト京都原爆と、賢者の静脈の秘密が語られています。
そしてハンター再開だって…。ハンターファンは例外なくマゾヒスト的体質であることが広く知られているわけですが、こうやって絶望しかかったタイミングでフッと再び現れる、その戦略にむしろ毎回積極的にはまっていこうという、ジャンプ砂漠を生き抜くための読者のしたたかな知恵がここで露呈したわけです。マゾヒストは決して受け身ではないのです。
久しぶりの黒田硫黄の作品は、やっぱり最高。第2次大戦のドイツ、の仮装巡洋船が世界の海で連合国(主にイギリス)の商船を沈めまくる、という話なんだが、実際そこはどうでもよくて、「ドイツ万歳!(一同ビールをぐい飲み)」「ビール万歳!(一同ビールをぐい飲み)」とかね、「地面が揺れ動かないのには驚いたなあ」とかね、オチも何もない一コマ一コマ。何だろう、間ですかね?黒田硫黄はこういうのもう神がかった天才としか思えない。黒田硫黄作品ほど読んでて気持ちよくなるマンガはないな。この人はマンガでしかできないことを高いレベルで実現している。マンガの気持ちよさをことばで説明するのって難しいな。敢えて言えば、勢いだけで乱雑に、いい加減に作っているように見えるのに、むしろそうした方がおいしくできてしまったスコーンみたいな、…いやそれは違うな。大変な量の下調べをしているから、勢いと乱雑さがきちんと完成度の高いスコーンになって我々の食卓に並ぶわけです。そんなんでよろしいか。ともかく、このすさまじいまでの隔靴掻痒感が君に伝わればいい。マンガ好きなら絶対読むべき。
『機動旅団八福神』は、例によって圧倒的な読みにくさが新しいマンガです。この人の時間感覚はおかしい。いつも変な進行のしかた、変なコマ配置、変なネームであるところが気持ちいい。最新巻ではポスト京都原爆と、賢者の静脈の秘密が語られています。
そしてハンター再開だって…。ハンターファンは例外なくマゾヒスト的体質であることが広く知られているわけですが、こうやって絶望しかかったタイミングでフッと再び現れる、その戦略にむしろ毎回積極的にはまっていこうという、ジャンプ砂漠を生き抜くための読者のしたたかな知恵がここで露呈したわけです。マゾヒストは決して受け身ではないのです。
コメント
ちょうどこの週末に、ブックオフで茄子(3)を入手したところです。
寄るたびに期待しないで探してたけど、いきなり2冊が棚にあったのでちょっとびっくり。
セクシーボイスも読んだから、次はどれに行こうかな。
黒田硫黄最高です。でもこの最高さを説明しにくいのが何とも…。
黒田硫黄作品の個人的暫定チャンピオンは圧倒的に茄子ですね。次がセクシーボイスかなー。大日本天狗党絵巻とかどうでしょう?