しばらくマンガ日記書いてないので、東村アキコ『ママはテンパリスト』(→amazon))を読んだ件について!『ひまわり』(→amazon)のウイング関先生が関羽雲長のもじりだと気づいてから猛烈に東村アキコが好きになってしまった僕は(今週のひまわりで、編集さんが困った系オタ女子作家さんに合わせた仕事をするぞって決意するシーンはマジイカスと思った。今週号でさらに東村アキコが好きに。というか東村アキコじゃなくてウイング関が好きなのかもしれない)、コーラスで評判が地球の引力圏を振り切る勢いで上昇中の本作を購入した次第。
っつか前置きはどうでもいいんですが、榎本俊二『榎本俊二のカリスマ育児』(→amazon)しかり、子育て奮闘体験者から笑いを取りつつ、「親はこうあるべき」イデオロギーのもたらす育児圧から開放してくれるこういうマンガはホント貴重だと思う。これで救われる親、というか90%以上がママと思われるが、はゴマンといるはず。榎本俊二の方が、同じ育児マイノリティの男性だった分、共感を持って笑読できましたけどね…。育児書なんかこの世に不要だよ!ただ体験談だけあればいいんだよ!と吼えるわけです。体験談ということであれば、西原理恵子『ああ息子』(→amazon)『ああ娘』(→amazon)も掲げておこう。
話は逸れますが、単身赴任を2年経験してつうのもあるけど、このところ育児らしい育児を全然してません。東京で非常勤講師をやりながら食いつないでいたときは、子どもと奥さん第一、研究第二、授業第三、そのほかの仕事など眼中にないわっ!という感じでした。世の育児パパをエンパワーする育児パパエッセイを書いてどうにかなってやろうと一瞬妄想を抱けるくらいのあれなそれでした。育児パパに対する世間の眼の冷たさと戦うぜ、云々…。しかし何というか専任職というのはそういうのをなかなか許してくれないもので。己の筋を通して子どもと奥さん第一と貫くには、単身赴任が長かった…。家族がいない生活はそれなりに苦しいものがあったけど、人間の適応する力をなめてはいけない。疲れて帰ってくれば思うように家事もできず、しかもこの1年ほど偏頭痛ひどくなるしで大体家では寝ている父さんだよ…。こうゆう人間にだけはなるつもりなかったのに!
というわけですが、卒業式などで女子学生に対して「君らは結婚して子どもをたくさん生め」みたいなヤバイスピーチをかましている上司が「女の人は勤めても出産とかで休むから困るよね~」などと安易に首尾一貫した同意を求めるので「ここいらだと男性の育児休暇なんて絶対認められないんでしょうね」とやんわり返すと「そんな非常識なことをするヤツは俺の眼が届くところにはいねえ(脚色入ってます)」みたいに返されたので「いやいやもしうちの奥さん大変だったら本気で育児休暇取りますよ。そんで休んだ一年の体験をエッセイにして講演会開いて、女性の育児参加というタイトルで東北にはわずかにしかいねえ育児パパの拠点、いやさ極東アジアの拠点としてCOE取ったるわいやー(鬼脚色)」と毒をまぜて切り返しました。そしたら「一年や二年くらい育児したくらいで威張れると思うなよコラ」と混ぜモノなしに毒づかれたわけですが、そういう上司は絶対に仕事帰りに保育園寄ってアヤしながらご飯作って寝かしつける日々送ったことねえだろ、とそういう昔取った杵柄で吹き上がる僕も僕ですが、そんなことより二年とか三年とかでマンガ書いて売れまくっている人たちがこれだけいますよという現実をどうお考えになるわけですか、と言いたいわけです。
そんなところで、売れまくっている人たちには才能があるのだよ、という前提をハナから無視した議論はここまでにして、そうやってある種の正義ヅラをしてみたところで、日ごろの育児不参加の言い訳にもならんのではないか。妻とはよく話すんだけど、単身赴任に慣れるまで2年かかった。じゃあ家族との生活リズムを取り戻すまでにやっぱり2年かかるんじゃないか。そういう弁解を許して欲しいと思います。
っつか前置きはどうでもいいんですが、榎本俊二『榎本俊二のカリスマ育児』(→amazon)しかり、子育て奮闘体験者から笑いを取りつつ、「親はこうあるべき」イデオロギーのもたらす育児圧から開放してくれるこういうマンガはホント貴重だと思う。これで救われる親、というか90%以上がママと思われるが、はゴマンといるはず。榎本俊二の方が、同じ育児マイノリティの男性だった分、共感を持って笑読できましたけどね…。育児書なんかこの世に不要だよ!ただ体験談だけあればいいんだよ!と吼えるわけです。体験談ということであれば、西原理恵子『ああ息子』(→amazon)『ああ娘』(→amazon)も掲げておこう。
話は逸れますが、単身赴任を2年経験してつうのもあるけど、このところ育児らしい育児を全然してません。東京で非常勤講師をやりながら食いつないでいたときは、子どもと奥さん第一、研究第二、授業第三、そのほかの仕事など眼中にないわっ!という感じでした。世の育児パパをエンパワーする育児パパエッセイを書いてどうにかなってやろうと一瞬妄想を抱けるくらいのあれなそれでした。育児パパに対する世間の眼の冷たさと戦うぜ、云々…。しかし何というか専任職というのはそういうのをなかなか許してくれないもので。己の筋を通して子どもと奥さん第一と貫くには、単身赴任が長かった…。家族がいない生活はそれなりに苦しいものがあったけど、人間の適応する力をなめてはいけない。疲れて帰ってくれば思うように家事もできず、しかもこの1年ほど偏頭痛ひどくなるしで大体家では寝ている父さんだよ…。こうゆう人間にだけはなるつもりなかったのに!
というわけですが、卒業式などで女子学生に対して「君らは結婚して子どもをたくさん生め」みたいなヤバイスピーチをかましている上司が「女の人は勤めても出産とかで休むから困るよね~」などと安易に首尾一貫した同意を求めるので「ここいらだと男性の育児休暇なんて絶対認められないんでしょうね」とやんわり返すと「そんな非常識なことをするヤツは俺の眼が届くところにはいねえ(脚色入ってます)」みたいに返されたので「いやいやもしうちの奥さん大変だったら本気で育児休暇取りますよ。そんで休んだ一年の体験をエッセイにして講演会開いて、女性の育児参加というタイトルで東北にはわずかにしかいねえ育児パパの拠点、いやさ極東アジアの拠点としてCOE取ったるわいやー(鬼脚色)」と毒をまぜて切り返しました。そしたら「一年や二年くらい育児したくらいで威張れると思うなよコラ」と混ぜモノなしに毒づかれたわけですが、そういう上司は絶対に仕事帰りに保育園寄ってアヤしながらご飯作って寝かしつける日々送ったことねえだろ、とそういう昔取った杵柄で吹き上がる僕も僕ですが、そんなことより二年とか三年とかでマンガ書いて売れまくっている人たちがこれだけいますよという現実をどうお考えになるわけですか、と言いたいわけです。
そんなところで、売れまくっている人たちには才能があるのだよ、という前提をハナから無視した議論はここまでにして、そうやってある種の正義ヅラをしてみたところで、日ごろの育児不参加の言い訳にもならんのではないか。妻とはよく話すんだけど、単身赴任に慣れるまで2年かかった。じゃあ家族との生活リズムを取り戻すまでにやっぱり2年かかるんじゃないか。そういう弁解を許して欲しいと思います。
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