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9月, 2012の投稿を表示しています

IS05のルート奪取

IS05にてau one IDを取得したらなんだか絶対に使わないアプリがてんこ盛りになってしまった。動きが遅くなるのもアプリ一覧に余計なものが並んでいるのも嫌なので、root奪取のうえ、余計なアプリを停止することにした。僕のIS05のOSはandroid2.3.4、ベースバンドバージョンは01.01.03。 ここ(→ IS05 まとめ wiki - root化について )の手順に從う。上記マニュアルでは、IStweakでは「システムアプリケーション」によって余計なアプリを黙らせることができるとあるが、実際にやってみると「アプリケーションの凍結」にメニュー名が変更されているので注意。また、アプリケーションの凍結に進む際、ディレクトリ選択を迫られる。 /data/app グリー、グルーポン、着せ替えケータイ、サンシャイン王国、UNOHD、ニュースEX、太鼓の達人+、jive、Lismo Wave、助手席ナビ /system/app Gガイド番組表、ニュースと天気、Live Wallpaper Picker、 上記マニュアルにあるように強制終了→メニューから入り直しの連続を構わず続ける。IStweakから再起動を選んで、本体をリブート。起動するかドキドキすること数分…見事起動!ただし、停止させたはずのLismoが起動できない、というメッセージが出る(以後も通常利用中に時折ポップアップする)。これはいまのところ対処がわからないけれど、特に不具合はない。 その他、不具合が出るようだったら、ここに書き足すことにする。

鬼平・カムイ・光圀

近所のラーメン屋が、さいとう・たかを版『鬼平犯科帳』を豪華装丁版で(おそらく)全31巻をそろえた。以来、そのラーメン屋に通い続け、今日なんか「いつもありがとう、これサービス」とかいってお茶いただいたくらいの皆勤賞ぶりである。1回1時間の勝負で、まだ6巻。原作を読んでいないが、こんなにおっさんワールド全開なのだろうか。マンサンとかゴラクかという作風なので、まんま飲む・打つ・買うに殺し合い、忘れた頃に江戸の人情、とたたみかけるようなリズムによる攻勢である。こういうのがガツガツ読めてしまう程度に俺はおっさんになったのだ。 実は同僚にずっと前に借りた『カムイ伝』がなかなか進まず研究室の片隅に積んであり思い出した時に少し読み進める感じなので、内容がほとんど掴み取れていないながらも、「江戸の人情は小粋だが百姓と非人はこんな江戸を見ていない」、変なブレーキを時折かけつつラーメン屋通いの日々を送る。 で、今日は別エントリの朔ユキ蔵と一緒に三宅乱丈『光圀伝(1)』(→ amazon )を購入。冲方丁原作だからそっちを読めばいいとか言わない。それはそれ。別に光圀が好きなのではなくて三宅乱丈だから。『秘密の新選組』だって幕末好きなのは司馬遼太郎好きなおっさんくらいなのであって、三宅乱丈だから(あ!最終巻出てたの知らなかった)。『ぶっせん』『マチコ船』『北極警備隊』とかやってたころの突き抜けたギャグ期以来、なにかと読んでて苦しくなる作風を貫く三宅乱丈だから!

朔ユキ蔵『お慕い申し上げます』

朔ユキ蔵『お慕い申し上げます(2)』(→ amazon )、2巻だけ書店にあったから買って読む。1巻はまだ。しかし、またきっつい作品を書いているということはよく分かった。2巻からなので背景はよくわからないけれど、志高い坊さんになろうとしている登場人物?と色欲の眼差しの対象となる住み着いた女性、今度は仏教ベースで罪と性欲をキリキリ舞わせるみたい。3巻は憎しみがテーマであるとか。見たところメインの登場人物は3人で、それぞれの視点から葛藤が描かれるようだ。 朔ユキ蔵は寂聴とか今東光の跡を継ごうとしているのか、という勢い。アマゾンで1巻の様子を探ると、お色気コメディと受け取られるような煽りがあるけれど(悶々ライフ!)、もっとえぐられる黒さがあるので、うっかり購入してうずくまる読者が増えればいいと思う。 前作『黒髪のヘルガ』(→ amazon )では性と汚れ、嫉妬と拘束をファンタジーとして描く離れ業をやってのけ、今度はそれを宗教的信仰心の「起こり」としての局面で描こうとしている。朔ユキ蔵の作品を時系列に並べると、たぶんなんというか魂の階梯(笑)を一歩ずつ登ってゆくようすが見て取れるのではないかと思うわけです。 *参考:niji wo mita: 朔ユキ蔵『黒髪のヘルガ』 http://njmnjm.blogspot.jp/2011/09/blog-post.html