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2月, 2010の投稿を表示しています

地ビールか…

初めて大学芋を作った。レシピは レシピ検索No.1/料理レシピ載せるなら クックパッド を見ながら、より簡略なものにアレンジ。iPod Touchを買ってからというもの、音楽・カレンダー(gcalと連携)・cookpadが大活躍。 これは昔ウー・ウェンさんの本で読んだレシピに適当アレンジしたバンバンジー。 鶏肉の茹で汁で中華スープ。 と、浅羽カレイの煮付け、ほうれん草おひたし、らっきょう、月山で買ってきた地ビール。よーく見ると背後に人の顔が… 月山地ビールにはピルスナーと黒ビールのタイプがある。どっちもおいしい。しかしどっちも高い。地ビールで飲み会をやろうと思ったが、全部これでやるとたぶん相当足が出ちゃうので、普通のビールも織り交ぜるのが良いだろう。山形というとすぐに日本酒(実際おいしいからね)。ビールの旗色は悪い。昨年のハートランドに引き続き、今年は新しいビールの喜びが発見できるだろうか。 以前は、このブログ(前身のサイト含め)は料理をネタにすることが多かった。最近は、家族向けにざっと作ってざっと食べるので、写真を撮ってアップするような気持ちの余裕があまりない。手料理を淡々と載せているmixiのmutampoさんマジすごいっす、という思いで見てます。そして godmotherの料理レシピ日記 は半年位ずっとウォッチしてます。上の世代の方が運営されている家庭料理のブログは、この5年くらいすごく増えた。時には70代オーバーの方の手料理ブログも目にするくらいに、ブログは日常生活に深く根を下ろしたということか。いまでは更新が止まってしまった 祖母ログ などは、できすぎたブログだなあと思いつつもしばらくの間、すっかりファンになって見ていたものだった。いろんな世代の家庭料理が見られるのは本当に楽しい。

twitter/話サロン/ミラブロ/マンガ

■twitterをやり始めたらこちらの更新が恐ろしく滞る気配…。でもまだtwitterの威力がよく分かっていません。個人的にはまだそれほど入れ込める感じでもないです。 njm (niji_wo_mita) on Twitter ここから見られます。サイドペインにもガジェット装備してみた。 ■今週もいろいろあって全て書き留められないけれど、先週土曜日に国際交流協会でハーフ/ダブルをめぐる話をしたのは本当に楽しかった。こちらが話のアウトラインを作ったものの、解答は持ち込まず。若干の交通整理をしながら、参加者の声をつないでいくと、多面的な解が浮かび上がったように思えた。ただし、一番参加して欲しかった日系日本人の皆様にはほとんどご参加をいただけず。このイベントをどうやって「外」に発信していくかが課題。 ■ミラーブロックス(→ amazon )を買った。出張移動のバスのなかで2回クリア。基本的な動きは、普通のルービックキューブと全く同じなのに、なかなか上手くいかない。ルービックキューブの解法は手が覚えていたように感じていたが、結局は資格情報に相当依存していたらしい。見た目のヘルレイザーに惑わされて、当たり前と思い込んでいたことが分からなくなってしまう。不惑は遠い。ルービックキューブに人生の深淵が隠されていようとは… そしてバス酔いした。 ■五十嵐大介『SARU(上)』(→ amazon )。伊坂幸太郎とのコラボ。で、絵とか質感とかやっぱり大好きだなあ。内容は、『海獣の子供』ミーツ『魔女』ミーツ『話しっぱなし』という感じで、五十嵐大介大集合というか、自分から自分に捧げたオマージュみたいになっている。ああ、一番絵を紹介したいものがアマゾンにない…。 『SARU』上巻、ついに発売! - 五十嵐大介周辺日誌 にゲラ刷りが。 新井英樹『SCATTER あなたがここにいてほしい(1)』(→ amazon )はまだあまり全貌が見えてこない。新井英樹暴れまくりの予感はある(例によって)。 それと、連載時には斜め読みしていた東村アキコ『ひまわりっ 健一レジェンド』(→ amazon )の最新刊とあわせて連載初期のところを買ってみたが、後半と全然テイストが違うのね。サブタイトルの健一がきちんと作品に見合っている。岡田あーみん『お父さんは心配症』(→ amazon )みたいなギャグを目指していたん

〈外地〉の日本語文学

来年度も受け持つ、異文化理解関係の授業のネタ探しの一環として、黒川創編『〈外地〉の日本語文学選1 南方・南洋/台湾』新宿書房(→ amazon )をパラパラ。台湾編は1923年から1954年までの、日系日本人と台湾系「日本人」の短編が並ぶ。このうち邱永漢「密入国者の手記」が面白かった(他のはまだ読んでいない)。台湾青年社の王育徳がモデルとなっているとのこと。王氏は僕の祖父とも関係があるらしく、孫の世代まで因縁があったりなかったりする。祖父は母に多くを語らなかったため、日本に密入国?したときの経緯とかが孫の代で失伝している。ところどころ聞いている話と通ずるところがあり、個人的には大興奮だった。が、面白かったのは、〈外地〉の「日本人」が〈内地〉にやってきて、相互にどう表象されるかみたいなところ。主人公が東大に「留学」してきて、おそらく太平洋戦争後期に若者がガンガン徴兵される時期、台湾系「日本人」と朝鮮系「日本人」が台湾目線から対比(笑;ここは絶対笑うとこ)される。長いけど引用。 戦争はようやく苛烈になり、文科系統の学生は徴兵され、毎日毎日入隊する学生が増え、学園は日々にさびれていくようになりました。秋になると、台湾人と朝鮮人学生の志願兵制が志向されました。志願兵といっても、実体は強制志願で、われわれ外地人学生は志願しない場合は、学校を退学させ、同時に徴用して重労働に課するという内々の通達を受けました。最も陰険に暗躍したのは総督府文教局の東京出先の役人どもで、私どもの進退は一切彼らの手に握られておりました。われわれにはもちろん選択の自由はなく、ただ志願するという自由―もしそれを自由というならば―だけがのこされていました。私の先輩や同僚の台湾人学生は余儀なく志願することになりましたが、奇しくも私は満二十歳に三ヶ月たりないために、志願資格を備えていませんでした。ただ一人法学部にいた学生が強制された志願に屈せず、国へ帰ってから志願すると称して、大学から姿をくらましてしまいましたが、他の者は全部お膳立てどおりの志願をし、盛大な見送りのうちに入隊しました。 しかし、朝鮮人の学生はごく少数の者を除いては、皆強制された志願を拒否しました。彼らのなかの一人から、私は彼らは強制されて志願するよりむしろ重労働をえらぶつもりだときかされました。それからまもなく、私は彼らが集中営に入れられて、こ

怒髪天をつく前に燃える

さあこうやって字面だけをみるとまるでスーパーサイヤ人になったかのような趣である。2月28日に矢野顕子の山形ライブチケット発売となるのに、アマゾンで注文したCDは3月過ぎに発送されるとの由。誰も悪くない。誰も悪くないんだ。 山形県郷土館「文翔館」【貸し施設一覧】|財団法人 山形県生涯学習文化財団 を見ながらライブ会場のチェックに余念がないほどなのに…。 土曜日、某所のイベントがあまりに寒くて石油温風ヒーターの前にいたら、頭からパチパチと音が聞こえてきて…。高校生の頃、ストーブの前で熟睡する我が家の飼い猫の毛が、いかにも燃えそうだったのでマッチを近づけてみたら猛烈に燃え広がってたたき消した。あのときの天罰が下ったのかもしれない。焦りまくる飼い主と対照的に飼い猫は気づかずに眠り続けたが…。そして小さく焦げ広がった僕の頭。喩えるなら僕の左半身はサイヤ人、右半身はラーメン小池さんというのはもちろん言い過ぎである。しかし焦げている。借金なら焦げ付いていない。今晩のフライパンで作るブリ照り焼きも焦げ付かなかった。しかし頭の右半分は焦げ付いている。天を怒髪でつくためには僅かに足りなくなってしまった。それもこれも誰も悪くないんだ。 音楽堂のロング・トレイラーがyoutubeにも上がっている。さあクリックだ!

海街ダイアリーと瀬見温泉

吉田秋生『海街ダイアリー(3) 陽のあたる坂道』(→ amazon )を読んだ。山形からやってきた異母妹の成長が、姉たちの気づきを作っていくところや、異母妹のサッカー友達をめぐる気持ちの交流が気持ちよかった。 この3巻では冒頭に久しぶりに山形の話が出てくる。1巻では書かれていなかった山形内陸方言をしゃべるくだりもあり、しかし山形って自然がという意味ではなく田舎だよねえという表象がなされているので、山形人は複雑な思いで楽しめるはずだ。物語的には周縁な登場人物たちは内面が描かれないため内面がないかのように扱われるので、なおのこと田舎っぽくなってしまう。 そんな鎌倉目線(笑)と戦うために、いい加減山形の人はあそこが瀬見温泉(元同僚オクサマ説)だという種「暴き」をして、吉田秋生ファンを呼び込んで外貨稼ぎに頑張るべきだと思う。萌えではないけど、マンガビジネスは一定の客層が見込めるよ。 で、本当に瀬見温泉なのか?という検証はしていないのだけれど、1巻のサブタイトルが「蝉時雨のやむ頃」であり3巻もセミが鳴きまくっているのは瀬見温泉とかけているのでは…というダジャレ説は今はおく。瀬見温泉説について、あるかもと思った最大の根拠は、この物語が異母姉妹の関係性が柱になっていることと、瀬見温泉が頼朝の異母弟である義経伝説と関わりのある場所で、かつ異母兄の頼朝と重なるように物語上の異母姉は鎌倉に居を構えている、という点にある。確かにこのあたりは匂うな、という感じ。もう一つは、駅舎の真下が川という描写がまさに瀬見温泉駅の立地と同じという点とのこと。(参考: 瀬見温泉 義経弁慶伝説の湯 山形最上温泉郷 、 源義経 - Wikipedia ) 瀬見温泉は義経の子どもが逃避行の途中に産湯に浸かった場所であるという伝説があることからすると、山形へ流れてきた父が義経という見方もあるだろう。だとすると、義経の子ども達を描いた空想話になってしまうが、物語的にはそのへんはどうでもよくて、着想だけが山形―鎌倉(義経―頼朝)にあるのかも。

何を買っているのかよくわかりません

山崎峰水『黒鷺死体宅急便(13)』(→ amazon )、石川雅之『純潔のマリア』(→ amazon )、吉田秋生『海街ダイアリー(3) 陽のあたる坂道』(→ amazon )、竹富智『EVIL HEART完結編(上下)』(→ amazon )、小熊英二・姜尚中編『在日一世の記憶』(→ amazon )、『詳説日本史研究』(→ amazon )。 勢いで買ったが読みきれない。というか植民地下の日本文学の本とか、書記言語としての「日本語」の誕生とか、読みかけもいいとこ。 そんなこんなで気分転換に購入してみたfloppy cube(→ amazon )が簡単すぎて手慰みにもならねえ!これはもう子供にあげちゃう。んで、次はミラーブロックス(→ amazon )を狙います。

何を書いているのかわかりません

今週までで仕事のラッシュが一山終わり、来週は今週の落ち穂拾い的な仕事と、あとは中長期的な仕事にぼちぼち手をつけることになる。来週末は国際交流協会でちょっとした話のサロン。ハーフだとかダブルだとかの話を、当事者の親たちと共有する試み。 で、なんか研究方面に向ける気力が残されていないのが、この仕事をやっていて本末転倒ではあるのだけど、忙しさは言い訳に過ぎなくて、ちょっと方法論的な壁にぶち当たっているのかもと思う。やりたい方向を見つけるための文献も、やりたい方向が見つかるかもしれない文献も、今はちょっと。 今日は子供の授業参観だった。クラスによって指導方針が異なるのが面白い。うちの子のクラスは、油断して眺めていると学級崩壊か?と思われなくもない感じもあるが、まあ子どもってこんなもの。担任の先生の、悪ガキ抱えながらふと気持ちを掬い上げるようなところもほの見えて、ありがたいなあと思う。不揃いなプロフィールの家庭を背景に持つ子どもたちだから色々あって当然、という世界のほうがいいだろうと思って、地域の有名小学校を選ぶことはしなかった。そのことに後悔はないのだが、どの道小学生の子供に選択肢を与えることは考えなかったし、親が選ぶところの他を選ぶことはできないながらも、その世界に順応するのが子供の能力だろうと思う。教室を構成している自分の子供を見ながら、ぼんやりそう思った。 うちに入り浸っている近所の子供達は、山形市の中でも比較的新興住宅地であるために、みな核家族の家庭だ。しかも共働きで日中は親がいない。週末も同様。なかには小学校低学年でも自分でお昼を適当に済ませたり、時には朝を抜いて遊びに来ることもあるので、うちでみんなでご飯を食べたりすることもある。うちも決して経済的に余裕がある方ではないが、しかし共働きでなくても贅沢をしなければ生活していけるので、恵まれている部類だろう。だから、ということもあるかもしれないけれども、食べ物はみんなで分けよう、という気持ちが何かにせっつかれるように頭をもたげる。選んだことがスタートであるのに、選んだなどという余裕を自覚することは殆どなく、直面していることになかば当然の義務のように処理している。子どもたちの親からお礼を言われたことがない、ということに違和感やいらだちを感じていたこともあったが、いまではそれもなくなってしまった。そういうつきあいではない

矢野顕子の新譜

矢野顕子の新譜が10日に発売!久しぶりのピアノ弾き語り(→ ヤマハミュージックコミュニケーションズ さんが投稿した動画 矢野顕子『音楽堂』トレイラー (Long Version) - MySpace Video )。カバー曲目(→ 矢野顕子-音楽堂- )のなかに「さあ冒険だ」、ってポンキッキーズのあれだ。絶対買う。このトレイラーもDVDとかで収録してくれればいいのに(すごいいい雰囲気かつファン垂涎の)。ツアーではまさかの山形。絶対行く。山形文翔館のチケット発売は2月28日な! この一年、音楽CDって何を買っただろう?新しくCDを買うことが殆どなくなってしまった。最近買ったのはstim( Stim - MySpace : 音楽の無料試聴、動画、写真、ブログなど )のアルバム2枚だけ。ゴセキさん元気かな、というところで。その前は昨年の5月くらいに買いまくった山下達郎だわ…。山下達郎、ずいぶん持ったな。

やばいな

先が見えない感じに。

猛烈に降る

こっちに来てから最大級の降雪になるかもしれない。車での出勤だけど、駐車位置までの移動がどうにもならないので、本日初めて長靴で出勤です(職場用に革靴をビニール袋に入れて持参)。 水気を含まないかのようなさらさらの雪質であるにも関わらず、降り来る個体が大きめなので、なんかこれはすごくなる予感。写真では木々の雪が軽そうなのは、こうした雪質のため、枝にはなかなか降り積もらないからです。水気を含んだ雪だと枝積もりする。 折しも、 北日本と東日本、7日にかけ大雪・強風予想 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) とのことで。あらら。

山形社会の高速道路

山形県のほとんどすべての高速道路が無料化となった( asahi.com(朝日新聞社):無料高速道路37路線発表 地方中心に全体の18% - 政治 、 高速道無料化、県内は4区間 開始は6月予定、11年3月末まで|山形新聞 )。月山も酒田も谷地の肉そばも行き放題である、と県外の人には全くどうでも良い話題である。「もともと交通量が少なく、無料化で渋滞が起きにくい地方路線」ということであるから、そもそもこれを作った意味というか、費用対効果はどうなのかという話はさておき、少なくともこれで県内の動きが活発になるのだとしたら、普段高速道路を使う層と使わない層がある程度安定した共通の規格みたいなものを作っていくまでに時間が必要かもしれない。 というのも、地方社会全般に言えることかもしれないが、どうも全国の交通ルールとは異なる暗黙のルールが街中に存在しているからだ。都市部からの移住者が最初に面食らうのがまさにこれで、ウインカーは必要以上に出さない、車線変更がやや乱暴である、など。運転マナーがなっていない、と不満爆発である。都市部の目線から語ればそんな話になってしまうが、そもそもウインカーも車線変更も交通量が多く車間が狭いことを想定した場所で通用するルールであるから、地方ではその必要性が感じられる基盤が異なる。山の手線でも、空いているシートがたくさんあるなかで、目の前の老人に席を譲る行為が不自然であるように(空いているところ座ればいいじゃん)、前後100メートル以内に自分以外の車がない状況でウインカーを出すことは、考えてみれば珍妙ではある。譲って譲られてハザードでお礼、というのも「空いている時に好きに割り込めば」という感じなのではないか。 ともあれ、道路交通法は日本国家を単位として適用されているものであるから、地方には地方のルールがあるんだよというワケにも行かず、都市部からの移住者は完全上から目線で山形の運転のまずさを語ることになるのだが、どうも山形はそのへんを上手に処理しているように見える。たとえば、ウインカーを出さなくても事故が起きないかもしれない、と思う理由の一つは信号待ちの時にバイクが自動車の左側にいることがほとんどない。自動車の後ろで信号待ちをしている。そのためいわゆる巻き込み事故を避けるための努力が、山形では格段に少しで済んでいる。歩行者がほとんどいないと言う身も蓋もない

ペット リマスターエディション

三宅乱丈『ペット リマスターエディション(1)-(5)』がすべて刊行された(→ amazon )。 これまでも随所にみられた加筆が最終巻でズドンときて、いい意味で違う印象の作品になってしまったなあ。オリジナルでいまいち感情移入しにくかった司の内面がきちんと描写されている。絵もすごい。司の「イメージ」である水の描写は書き手にとっては難しいと思うのだけど、とにかくまあ最後は圧倒的だから。週刊ベースのオリジナル版ではあれは書けない。単行本刊行のボリュームだから表現できる濃厚さだ。山下君から「5巻やばい」のメールが来て思わず「うん」と返してしまった。あれはやばいな。ジンの後日談は物語上必要かどうかちょっとよくわかんなかったけど。 久しぶりにしびれました。オリジナル読んだことある人もない人もこれは買いだと思う。