いまでも文献からコピーしたものを切り貼りして資料を作る、ということは資料作成の技法としてよくあることではないかと思うのだがどうだろう。特に資料研究の場合、その資料を提示しなければならないし、活字にする=PCで入力して出力する場合でも文字が出なかったりするときは、切り貼りのほうがずっと楽だということもあるだろう。 僕は、授業の資料には未だに切り貼りをすることがある。モノによってはiPadなりスマホとかで写真を撮影してデータを切り貼りすることもあるが、分厚い辞書ってなかなかそう行かない。影ができたり歪みが出てしまうので陰影の調整などやろうとすると、僕のPCレベルでは却って時間が掛かる。なお、コピーしてからスキャンするにも、僕が使う辞書類はでかいので自宅のScanSnapS1300ではサイズオーバー(A4まで)。 これまでは辞書はコピーしてから(可能な限りノドの部分が暗くならないように、背の部分を接地面に押し付けてコピーする。自分の本なら厭わないが、借り物だとちょっと気が引ける)ハサミと糊で切り貼りしていた。今日は少し趣向を変えて、コピーしてハサミで切るところまで同じ。切ったものをスキャンスナップに…。あとはデータ貼り付け。 しかしやっていて気づいたが、これ新しい手法でもなんでもないな。これまでもスキャナで普通にやっていたことだわ。iPadとか経由して紆余曲折しながら、ちょっと古めのテクノロジーに戻ってきたような気持ち。
since 1998.8.2, niji wo mita