講義でどのように語るかということは、自分にとっての旬が大きいなあといつも思う。何を語るかではなくて、それをどう語るかという問題。たとえば近代国語の成立みたいなことの延長に、植民地時代の台湾における日本語教育をテーマにすることがあるんだけど、どうも熱が入らない。どうもある程度自分の中で落ち着きどころを見つけてしまったテーマは、淡々と語ってしまう傾向があるようだ。講義は常にそのときそのときの自分にとってホットなことを扱った方がいい、できれば研究と絡めて、とかつて先輩からアドバイスをもらったことがある。ホントにそうかもと思う。
テーマに対する新しいアプローチを勉強したときや、新しいテーマを扱うときは全然熱の入り方が違う。最近は、ようやく東北方言の音声をきちんと勉強し始めたので、やっぱり楽しく語ることができる。先週はいわゆる「役割語」(創作ものの中で、特定のキャラクターが言葉によって強固なイメージが付されている場合、あるいはその逆の場合、使われている言葉を「役割語」という。Amazon.co.jp: ヴァーチャル日本語 役割語の謎 (もっと知りたい!日本語): 金水 敏: 本およびAmazon.co.jp: 役割語研究の地平: 金水敏: 本を参照)をテーマとして、HUNTERxHUNTER(→amazon)のコムギというキャラクターに現れる東北方言音声を取り扱った。非常勤先の冨樫の母校で冨樫の作品を取り扱う喜び…これってテーマに対する何の新しいアプローチでもないな。
テーマに対する新しいアプローチを勉強したときや、新しいテーマを扱うときは全然熱の入り方が違う。最近は、ようやく東北方言の音声をきちんと勉強し始めたので、やっぱり楽しく語ることができる。先週はいわゆる「役割語」(創作ものの中で、特定のキャラクターが言葉によって強固なイメージが付されている場合、あるいはその逆の場合、使われている言葉を「役割語」という。Amazon.co.jp: ヴァーチャル日本語 役割語の謎 (もっと知りたい!日本語): 金水 敏: 本およびAmazon.co.jp: 役割語研究の地平: 金水敏: 本を参照)をテーマとして、HUNTERxHUNTER(→amazon)のコムギというキャラクターに現れる東北方言音声を取り扱った。非常勤先の冨樫の母校で冨樫の作品を取り扱う喜び…これってテーマに対する何の新しいアプローチでもないな。
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