山岸涼子『テレプシコーラ』(→amazon)第1部全10巻、やっと読みあげた。書き上げた、という言い方が本気で艱難辛苦を乗り越えて、という意味合いを含むのなら、ここはもう全力で読み上げたと表現したい。
忙しいのと、中身が辛すぎるので1ヶ月以上かけてちょっとずつ読んでた。マンガ読むのにこれだけ時間をかけるのは、僕としてはそうとう異例なことだ。読み終わってみて、総合的に、やっぱりしんどかった。このしんどさに何となく覚えがあると思って色々思い出して見るに、三原順の『はみだしっ子』(→amazon)か?なんつーかもう辛すぎる。こんな読後感のきつい作品は久しぶりかもしれない。なのにこれ、絶対また読んでしまうと思う。ううう…。まあここにウソは書いてない。ウソの話だけどウソはないのでよりきついというか。平成のこのご時世にこれだけごつい70年代臭のするきっつい作品を生み出すとは山岸涼子おそるべし。そりゃあ話題にもなるはず。読むきっかけをつくって下さったユーゾッタさんをお恨み申し上げつつ、感謝申し上げる次第。
忙しいのと、中身が辛すぎるので1ヶ月以上かけてちょっとずつ読んでた。マンガ読むのにこれだけ時間をかけるのは、僕としてはそうとう異例なことだ。読み終わってみて、総合的に、やっぱりしんどかった。このしんどさに何となく覚えがあると思って色々思い出して見るに、三原順の『はみだしっ子』(→amazon)か?なんつーかもう辛すぎる。こんな読後感のきつい作品は久しぶりかもしれない。なのにこれ、絶対また読んでしまうと思う。ううう…。まあここにウソは書いてない。ウソの話だけどウソはないのでよりきついというか。平成のこのご時世にこれだけごつい70年代臭のするきっつい作品を生み出すとは山岸涼子おそるべし。そりゃあ話題にもなるはず。読むきっかけをつくって下さったユーゾッタさんをお恨み申し上げつつ、感謝申し上げる次第。
コメント
私も連載当時、あまりの凄まじさに「さすが山岸涼子…」と感嘆しておりました。画面的には、少しお年を召されたなあ、と思っていたのですが、世界というかストーリーの展開は、実に山岸涼子で、ドキドキ興奮させられたことを覚えています。何度も読み返してしまいます。きっとnjmさんも何度も読み返すことと思います。笑
少し前に2部も開始されましたし、こちらの方も楽しみですねー。
で、記事自体にはなんだか躊躇して書けなかったのですが、あからさまないじめから小さなちくっとした感情まで、もしかしたらジェンダー的な問題が自分にとっての「辛いこと」の正体なのかなと思ったりしました。だとしたら、なんだかんだと、少年マンガに無意識レベルの価値観を食われているなあと思った次第です。
返す返すも思うのは、これを女子はどう読むのだろう?ということです。そして辛いくせにまた読もうとするジェンダー♂の僕は一体?ということでもあるんですが…。
ユーゾッタ