多忙な日々が続くが、どうにか時間を作って、地元映画館のレイトショー(つっても9:00-11:00なわけだが)でエヴァンゲリオンの破を見てきた。序は数日前にテレビで見た。そういえば、テレビを3週間前に買ったのだが見るものがないので仕方なくエヴァを見たのだ。
で、劇場はいかにも30代みたいな客がずらりと座っていて笑う。10数年前、難解なストーリーの整合的解釈は誰よりも自分が正しいと思っていた、ような顔ぶれに見える僕ももちろんそう思っていた。僕の解釈は、「僕世界」の終焉で(そして世界系の始まり)「気持ち悪い」で歩きだす、みたいなわりと王道なもので、しかもそれで腑に落ちていたので、改めて物語としての終わりを描かれることで、いいようのない不安に襲われる。あれで良かったんじゃん、と思っていたのが、やっぱりきちんと不安の種が芽吹くところを見届けなければ、みたいなオブセッションになっている。明らかにアニメ版を分かっている人向けの進行なので、きちんと終わらせるから見てろ感が、ビシビシ伝わってきてそれがまた不安をあおる。
その不安は、あのアニメ版の決着から10数年の、自分の体験や価値観に見合うものであってほしいというすげー自分本位な欲望でもあるのだろう。30代半ば越えのオッサンが何を気持ち悪いことをと自分でも思いつつ、次の歩きだし方をどう見せてくれるのか、を期待する。
で、劇場はいかにも30代みたいな客がずらりと座っていて笑う。10数年前、難解なストーリーの整合的解釈は誰よりも自分が正しいと思っていた、ような顔ぶれに見える僕ももちろんそう思っていた。僕の解釈は、「僕世界」の終焉で(そして世界系の始まり)「気持ち悪い」で歩きだす、みたいなわりと王道なもので、しかもそれで腑に落ちていたので、改めて物語としての終わりを描かれることで、いいようのない不安に襲われる。あれで良かったんじゃん、と思っていたのが、やっぱりきちんと不安の種が芽吹くところを見届けなければ、みたいなオブセッションになっている。明らかにアニメ版を分かっている人向けの進行なので、きちんと終わらせるから見てろ感が、ビシビシ伝わってきてそれがまた不安をあおる。
その不安は、あのアニメ版の決着から10数年の、自分の体験や価値観に見合うものであってほしいというすげー自分本位な欲望でもあるのだろう。30代半ば越えのオッサンが何を気持ち悪いことをと自分でも思いつつ、次の歩きだし方をどう見せてくれるのか、を期待する。
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