新海誠監督の「星を追う子ども」(『星を追う子ども』公式サイト/新海 誠 最新作)をDVDで見る。もともと映画とかあんまり見ない方だけど、子供と一緒に見る機会がすこしずつ増えた。
新海誠のことはよく知らないが、「ほしのこえ」が脚本とか作画とかほとんど一人でやっちゃった人、くらいの認識はあった。「星を追う子ども」はさすがにそうではないけれど、商業化されすぎると見えにくい作家性みたいなのんがけっこう感じられる作品だった。脚本はちょっととっ散らかった素人臭さは残る。マンガで言えばIKKIの単発作家のようなテイスト。それにいまふうの閉じた自己みたいな世界観。でも映像で伝えたい空気はバリバリ伝わるなあ、というのが好印象だった。作者、1973年生まれか。同世代ならではの日本の風景がいやというほど前半で描かれて、後半はナウシカとかでわくわくした同じく小学校高学年感がこれまたいやというほど漂っている。監督、グッと来ました!
この作品には「さよならを言うたび」というキャプションがついている。人の死をきちんと描こうとしたのが、2011年公開作品だったというのはできすぎか。命のたそがれの隠喩で、全編に夕空の、夕暮れ時の美しい映像が織り込まれている。これが強烈に美しい。というかそっちが着想の最初でストーリー後付けでも僕は全然納得します。そんくらい僕はこの作品の夕暮れ時の雰囲気が大好きです。そういう映画だよ。
新海誠のことはよく知らないが、「ほしのこえ」が脚本とか作画とかほとんど一人でやっちゃった人、くらいの認識はあった。「星を追う子ども」はさすがにそうではないけれど、商業化されすぎると見えにくい作家性みたいなのんがけっこう感じられる作品だった。脚本はちょっととっ散らかった素人臭さは残る。マンガで言えばIKKIの単発作家のようなテイスト。それにいまふうの閉じた自己みたいな世界観。でも映像で伝えたい空気はバリバリ伝わるなあ、というのが好印象だった。作者、1973年生まれか。同世代ならではの日本の風景がいやというほど前半で描かれて、後半はナウシカとかでわくわくした同じく小学校高学年感がこれまたいやというほど漂っている。監督、グッと来ました!
この作品には「さよならを言うたび」というキャプションがついている。人の死をきちんと描こうとしたのが、2011年公開作品だったというのはできすぎか。命のたそがれの隠喩で、全編に夕空の、夕暮れ時の美しい映像が織り込まれている。これが強烈に美しい。というかそっちが着想の最初でストーリー後付けでも僕は全然納得します。そんくらい僕はこの作品の夕暮れ時の雰囲気が大好きです。そういう映画だよ。
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