西炯子『娚の一生』(→amazon)、2巻まで。いやーこれは、ふんふん。単純に面白いと思ってしまう36歳ですが、詳細を紹介する気にはなれん。僕は女性ではないんであれですが、ランキング上位に挙がるのは分かる気がする。まあ、なんやかんや言っても、ロマンチックラブイデオロギーが語られているのだが、切り口はそうではないな。結婚はそういうもんじゃないだろう、という否定形による語りでもない。mixiニュースで紹介されていた、30代後半女性をターゲットにした、というより90年代後半におしゃれ女子でした、という層を撃ちまくり、との記事を思い出す。そうですか。

なお、タイトルは「娚」を「おとこ」と読ませる。今昔文字鏡では「めおと」と訓じる。大漢和にはそのような訓を生ずる解釈はないし、学研漢和大字典には立項自体がない。だからといってこれ以上調べるのもバカバカしいのだが、手書きタイトルでは旁の「男」が大きく表記されていて、いろいろ深読みしたくもなる。
なお、タイトルは「娚」を「おとこ」と読ませる。今昔文字鏡では「めおと」と訓じる。大漢和にはそのような訓を生ずる解釈はないし、学研漢和大字典には立項自体がない。だからといってこれ以上調べるのもバカバカしいのだが、手書きタイトルでは旁の「男」が大きく表記されていて、いろいろ深読みしたくもなる。
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