とりあえずの原稿がひとつ上がった。結局、mojikyoフォントに依存しながらTeXで書くときのubuntu上のお作法が分からなかったので(というかその問題に取り組む余裕がなかったので)データ取りの段階はずっとubuntu、途中まで書くのはemacs、最後の原稿調整からコンパイルは結局winに戻って行なった。
ところでこれまでdvipdfmxをかけるときにフォント埋込みをやらなかった。これは異なる環境で自分の書いたpdf原稿を見る機会が乏しかったせいだが、ubuntu環境で見るとおそらく漢文表記とか特殊なことをやっていることもあってか、ちょっとwinの時の表示と異なる箇所があった。提出先のプリンタで印刷されて版下にしてもらった時は、同じwinでも版面の印象がちょっと違っていたのも何だかなあと思っていたのだ。そこで今回はきちんとフォント埋め込みをすることにした。
方法は、チュートリアル/PDFの作成 - MyTeXpertに従う。あっさりできあがる。とりあえず見慣れたMSフォントで。iPadで開いてみても、Apple特有のおしゃれフォント(笑)に変更されていない。ubuntuではIPAフォント依存なので、そっちでもいいんだけど。
内輪の研究会雑誌に投稿するものなので、各投稿者が完全版下原稿を持ち寄ってキメラ的な論集に仕上がる。『新常用漢字表の文字論』(→amazon)みたいに、論文によってイメージがまちまちなのも学問的な背景とは別に、手弁当感覚みたいで結構好き。以前掲載された論文なんかはまだTeXの使い方に習熟していないので、今見るとこここうしたほうがいいなと思うところがあったりするのは、ご愛嬌。
出来上がりの原稿を自分でチェックするとき、これまでは必ず印刷していた。そのことの意味って、iPadを使ってみてしみじみ分かるんだけど、異なる媒体で眺め直してみるというところにあると思った。全体がよく見えるということはあまり重要ではない。それだったら大きな画面でPDFファイルを見ればいいだけ。でもそれだと不思議と「読み直している」感覚が湧いてこない。違う角度から見る、ということが媒体レベルで行われるとき、初めて「読み直す」感覚が生まれるんだなと思った。だからパソコンじゃだめなのね。逆にいうとパソコンでなければたぶん大丈夫。iPadで紙の気持ちが存分に味わえているので。でもやっぱり実際掲載されるときの形でもチェックしたい。完全版下原稿でなければ、初校段階でチェックできるけど、今回は完全版下原稿なのでフォントも実際掲載されるときの形で見たい。で、フォント埋め込みが役に立ってる、というわけ。
ところでこれまでdvipdfmxをかけるときにフォント埋込みをやらなかった。これは異なる環境で自分の書いたpdf原稿を見る機会が乏しかったせいだが、ubuntu環境で見るとおそらく漢文表記とか特殊なことをやっていることもあってか、ちょっとwinの時の表示と異なる箇所があった。提出先のプリンタで印刷されて版下にしてもらった時は、同じwinでも版面の印象がちょっと違っていたのも何だかなあと思っていたのだ。そこで今回はきちんとフォント埋め込みをすることにした。
方法は、チュートリアル/PDFの作成 - MyTeXpertに従う。あっさりできあがる。とりあえず見慣れたMSフォントで。iPadで開いてみても、Apple特有のおしゃれフォント(笑)に変更されていない。ubuntuではIPAフォント依存なので、そっちでもいいんだけど。
platex file
platex file
dvipdfmx -f msembed.map -o output.pdf file.dvi
内輪の研究会雑誌に投稿するものなので、各投稿者が完全版下原稿を持ち寄ってキメラ的な論集に仕上がる。『新常用漢字表の文字論』(→amazon)みたいに、論文によってイメージがまちまちなのも学問的な背景とは別に、手弁当感覚みたいで結構好き。以前掲載された論文なんかはまだTeXの使い方に習熟していないので、今見るとこここうしたほうがいいなと思うところがあったりするのは、ご愛嬌。
出来上がりの原稿を自分でチェックするとき、これまでは必ず印刷していた。そのことの意味って、iPadを使ってみてしみじみ分かるんだけど、異なる媒体で眺め直してみるというところにあると思った。全体がよく見えるということはあまり重要ではない。それだったら大きな画面でPDFファイルを見ればいいだけ。でもそれだと不思議と「読み直している」感覚が湧いてこない。違う角度から見る、ということが媒体レベルで行われるとき、初めて「読み直す」感覚が生まれるんだなと思った。だからパソコンじゃだめなのね。逆にいうとパソコンでなければたぶん大丈夫。iPadで紙の気持ちが存分に味わえているので。でもやっぱり実際掲載されるときの形でもチェックしたい。完全版下原稿でなければ、初校段階でチェックできるけど、今回は完全版下原稿なのでフォントも実際掲載されるときの形で見たい。で、フォント埋め込みが役に立ってる、というわけ。
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