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春の訪れ

職場から自宅に自転車で向かうおり、顔に当たる夜風が痛くないことに気がつく。真っ暗な田圃道を通りゆくと、突然カラスが羽音を立てて飛び立った。少し前までは、溶けかけた雪が田んぼを覆っていて、鳥が羽を休めることはできなかった。沈丁花の香りが漂っているような気がして、そんなはずはないと思う。

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