福島聡『機動旅団八福神』最終巻(→amazon)。ええ…?一巻読み飛ばしたかなと疑ってしまうくらい、よく理解できない終わり方だった。この戦争は何だったんだ?という問いかけを通じて、ヒロインがある境地に到達するのだが、そもそもどの戦争のことを指しているのかが判然とせず、福神の持つ専守防衛性は結局物語にどう回収されたのかさっぱりだった。松本次郎『べっちんとまんだら』(→amazon)は初めて読んだ著者作品。噂に聞いていたひたすらな下品さは確かだった。もういいよこれは。全然「女子高生の人肉をお届けします」という話ではない。帯に偽りあり。エロでもグロでもないよ!熊鹿るり『母さんロックで泣く』(→amazon)は表題作がフツーにレベル高い短編集。ロボットは感情を持つか?というありふれたテーマだが、主役が表紙に描かれるようなステレオタイプ的オカンなので、あくまでも昭和的な家族を通して語ろうとするところが一部に受けるんだろうな。癒しとか言われてるし。個人的には相同的な痣をとおして官能的なコミュニケーションをとる話が良かった。
ということで、マンガ不発!新しいものを探そうとするマンガリビドーがますます発動しないことに…。やはり寄生獣の完全版を熟読すべきか…。
ということで、マンガ不発!新しいものを探そうとするマンガリビドーがますます発動しないことに…。やはり寄生獣の完全版を熟読すべきか…。
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