このところ職場での仕事を少し切り詰めて、子どもと就寝する時間を作る努力をしている(その分早朝に仕事を回す)。
で、下の子が暗くしてもなかなか寝ない。といってぐずるわけでもなく、一人で延々と歌を歌うのである。歌といっても既存のものではなく、子どもが時々やるあの自作のやつである(僕も小さい頃にはよくやった記憶がある)。止めても無駄だし、反応すると却って寝ないので、知らんぷりのふりを決め込むわけだが、ああいう時の歌詞って不思議だねえ。しいたけぇ、たべたあいぃ~パぇたぁい~に知らんぷりの限界が。なんだよしいたけぇ、たべたあいぃ~パぇたぁい~って。笑い起きた。ホント録音してみんなに聞かせたいよこの親バカが。このしいたけをみんなに味わわせたい。
そんな子ども1歳11カ月の発音エラーを語っていいですか。上の子は音韻論の概説書類でよくみる「テレビ→テベリ」「エレベータ→エベレータ」みたいなのが多かった。CV音節レベルの転倒や、C音素(しかも素性の近い)レベルの転倒が多かった。しかしこの1歳11カ月は、9か月?あたりから、響きの弱い母音や、いわゆる母音の無声化を起こしている音節ごと落として発音する。単語のなかで響きの強い母音を中心にして、なんとなく言葉を認識しているみたいだ。分節音が分節化していないというか。

面白いのは、音節は落ちているのに、子音の素性だけが生きて、隣接の音節と融合して新しい音節を作っているところだ。具体的に言うと、「食べる」のことを彼女は「パる」と発音し、「パらない」「パぁたい」などと活用する。この「パる」はおそらく…図みたいな感じ。説明するのがめんどいので図示。第1音節の子音tの無声性と母音情報が残り、第2音節の子音bの両唇性と合体。というか、これは第2音節が落ちて、その情報の一部だけが逆行同化したと考えるのだろうか。類例を思い出せないので、これだけでは言語習得のデータとしてあまり意味がないのだが。
で、下の子が暗くしてもなかなか寝ない。といってぐずるわけでもなく、一人で延々と歌を歌うのである。歌といっても既存のものではなく、子どもが時々やるあの自作のやつである(僕も小さい頃にはよくやった記憶がある)。止めても無駄だし、反応すると却って寝ないので、知らんぷりのふりを決め込むわけだが、ああいう時の歌詞って不思議だねえ。しいたけぇ、
そんな子ども1歳11カ月の発音エラーを語っていいですか。上の子は音韻論の概説書類でよくみる「テレビ→テベリ」「エレベータ→エベレータ」みたいなのが多かった。CV音節レベルの転倒や、C音素(しかも素性の近い)レベルの転倒が多かった。しかしこの1歳11カ月は、9か月?あたりから、響きの弱い母音や、いわゆる母音の無声化を起こしている音節ごと落として発音する。単語のなかで響きの強い母音を中心にして、なんとなく言葉を認識しているみたいだ。分節音が分節化していないというか。

面白いのは、音節は落ちているのに、子音の素性だけが生きて、隣接の音節と融合して新しい音節を作っているところだ。具体的に言うと、「食べる」のことを彼女は「パる」と発音し、「パらない」「パぁたい」などと活用する。この「パる」はおそらく…図みたいな感じ。説明するのがめんどいので図示。第1音節の子音tの無声性と母音情報が残り、第2音節の子音bの両唇性と合体。というか、これは第2音節が落ちて、その情報の一部だけが逆行同化したと考えるのだろうか。類例を思い出せないので、これだけでは言語習得のデータとしてあまり意味がないのだが。
コメント
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省エネで最初の音節落としてんのかと思ってました。