ミャンマーのサイクロン被害の続報によれば、2万人以上の死者、4万人以上の行方不明とのこと。"BBC NEWS | Asia-Pacific | Burma's cyclone death toll soars"では、途中まで15000人の死者だったのがこれだけの数字に変更されたのは、サイクロンそのものではなく、高波の影響とのこと。3.5メートルの波が海抜の低いところに住んでいる住民を襲ったらしい。昨日も書いたことだが、数万人単位の死者が出る震災というのがピンと来ない。想像力の欠如ということよりも、それよりも想像力の範疇を超えているという感じに近い。ここ、"BBC NEWS | Special Report | Timeline: Major tropical cyclones"によれば歴代のサイクロンの被害規模が掲げられている。バングラディッシュを襲った'91年のサイクロンは14万人?広島原子爆弾とほぼ同じ規模だ。戦争でなく、これだけの人間が1件の自然災害で亡くなることもあるのか。何かが麻痺する感じだ。
ミャンマーのことは、たまたま教えている留学生がいるのでこうして気になっているわけだが、軍政が敷かれていること、軍政に抵抗するアウン・サン・スー・チーのことわずか、を除いて実のところほとんど知らない。これだけの被害が出ているにも関わらず、新憲法案についての国民投票を予定通り強行する、といったあたり混乱は長引きそうだ。
ミャンマーのことは、たまたま教えている留学生がいるのでこうして気になっているわけだが、軍政が敷かれていること、軍政に抵抗するアウン・サン・スー・チーのことわずか、を除いて実のところほとんど知らない。これだけの被害が出ているにも関わらず、新憲法案についての国民投票を予定通り強行する、といったあたり混乱は長引きそうだ。
コメント
グーグルアースとかで見る限り、エラワジ(Irrawaddy)川のあたりは、無数の支流があって如何にも水害に弱そうに見えた。被害の大きかったところは貧困層が住むところらしくて、まあ堤防があったわけでもないといったあたりからも容易に想像されるわけだけど、命の値段も格差が、なんてのは東南アジアにいると「別に普通じゃん?」みたいなリアリティを持つんだろうなあ。
津波のときもそうだったけど、まあご無事なようで何より。