一関に出張した折のポスター。「毛越寺」で、「モウツウジ」と読むらしい。
お寺のホームページ(毛越寺|毛越寺の由来と歴史)によれば、この不思議な読みの由来は次のように言われる。
モウオツジ>モウツジ>モウツウジという変化は、東北が全般的にシラビーム的特徴(伸ばす音とか撥音とかを他の音節と同じ長さで発音しない傾向)を経て、その上で漢字表記に引かれて再解釈されたものか。モーーツジ>モーツジ>でモーーの超重音節がモーに、その後モー/ツ/ジからモー/ツー/ジ、みたいな。あるいは元の語の長さを保とうとする、代償延長なのかもしれない。
お寺のホームページ(毛越寺|毛越寺の由来と歴史)によれば、この不思議な読みの由来は次のように言われる。
毛越寺はモウツウジと読みます。通常、越という字をツウとは読みませんが、越は慣用音でオツと読みます。『日本国語大辞典第2版』では「もうつじ」「もうえつじ」「もうおつじ」も一応立項する。ただその読みの根拠は示されていない。円仁が落ちていた鹿の毛に導かれてこの場所に開山したことにちなみ、「毛越(けごし)」を音読みにしたものという。吾妻鏡にも記載があるというので調べてみると、確かに出てはいる(→吾妻鏡データベース)がその読みまでは分からない。特殊な読みなのですでに故実読みとして広く知られていれば、写本の類であれば読みの年代も推定できるだろう。
従ってモウオツジがモウツジになり、更にモウツウジに変化したものです。
モウオツジ>モウツジ>モウツウジという変化は、東北が全般的にシラビーム的特徴(伸ばす音とか撥音とかを他の音節と同じ長さで発音しない傾向)を経て、その上で漢字表記に引かれて再解釈されたものか。モーーツジ>モーツジ>でモーーの超重音節がモーに、その後モー/ツ/ジからモー/ツー/ジ、みたいな。あるいは元の語の長さを保とうとする、代償延長なのかもしれない。
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