ノートPCで使っているMS-IME2002の登録辞書が突然飛んだ。出荷時の初期状態に戻ってしまった。デスクトップPCに1年前くらいの辞書バックアップが取ってあるので、辛うじて復活したが、この1年間に登録した新しいことばが失われたのは大変痛い。MS-IME2002が突然ぶっとぶことについては、nlog(n)のMS IME に登録した単語がごっそり消えたの記述に詳しい。どこかにフリーで堅牢なIMEはないものかと思いつつも、バックアップを取らなかったことを悔やんでみた。IMEに堅牢さを求めるというのもおかしな話とは思うが…。いや、やっぱおかしいでしょ。
辞書を復旧しながら、この昨年までに研究論文で取り扱ってきた固有名詞と、この1年で取り扱ってきた固有名詞にさしたる違いがないことがわかって、そんなものかと思った。言語の史的研究はモードが変わっていく速度がかなりゆっくりとしているので、社会学や現代思想などのジャンルとは比べるべくもない。30年前くらいの参考文献を取り上げることも普通にある。以前、社会言語学の人が、ある領域について、「10年前の文献しかないなんて全然進んでないよねー」などと語っていて、生き馬の目を抜く早さってこういうことだろうと思ったことがある。新しい用語の誕生も、ジャンルによってずいぶん違うのだろう。ともあれ、研究面で1年前にリセットされても大丈夫、というのは安堵しつつも複雑な心境。
一方で、仕事の環境が変わったために、新たに登録した人名や組織の名前、仕事上のジャーゴンが失われたのは残念。こちらは新たにひとつずつ登録するしかないか…。
辞書を復旧しながら、この昨年までに研究論文で取り扱ってきた固有名詞と、この1年で取り扱ってきた固有名詞にさしたる違いがないことがわかって、そんなものかと思った。言語の史的研究はモードが変わっていく速度がかなりゆっくりとしているので、社会学や現代思想などのジャンルとは比べるべくもない。30年前くらいの参考文献を取り上げることも普通にある。以前、社会言語学の人が、ある領域について、「10年前の文献しかないなんて全然進んでないよねー」などと語っていて、生き馬の目を抜く早さってこういうことだろうと思ったことがある。新しい用語の誕生も、ジャンルによってずいぶん違うのだろう。ともあれ、研究面で1年前にリセットされても大丈夫、というのは安堵しつつも複雑な心境。
一方で、仕事の環境が変わったために、新たに登録した人名や組織の名前、仕事上のジャーゴンが失われたのは残念。こちらは新たにひとつずつ登録するしかないか…。
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