パプア州は金属資源の利権をめぐってというか、インドネシアやアメリカの視線が交差したところにバランスを取っているため、政治的にも経済的にも不安定であるようだ。ポスト植民地で、かつ日本への心情は悪くない人間が一定数いる一方で、新しい支配層との関係は良好ではないという点で台湾と似ている。市場を歩くと親しげに日本語で話しかけてくる人たちもいる。
授業で、言語地理学の基礎を取り扱うときに出す、おなじみのLAJこと日本言語地図。毎年、「明日、明後日、の次を何と言うか」を話題にするのだが、今年はリアクションペーパーになんだか色々出てきたのでメモ。これまでの話題の出し方が悪かったのかな。 明後日の次( DSpace: Item 10600/386 )は、ざっくりしたところでは、伝統的には東の国(糸魚川浜名湖ライン以東)は「やのあさって(やなさって)」、西の国は古くは「さーさって」それより新しくは「しあさって」。その次の日( DSpace: Item 10600/387 )は、伝統的には東西どちらもないが、民間語源説によって山形市近辺では「や(八)」の類推で「ここのさって」、西では「し(四)」の類推で「ごあさって」が生まれる、などなど(LAJによる)。概説書のたぐいに出ている解説である。LAJがウェブ上で閲覧できるようになって、資料作りには便利便利。PDF地図は拡大縮小お手の物ー。 *拡大可能なPDFはこちら 日本言語地図285「明明後日(しあさって)」 *拡大可能なPDFはこちら 日本言語地図286「明明明後日(やのあさって)」 さて、関東でかつて受け持っていた非常勤での学生解答は、「あした あさって しあさって (やのあさって)」がデフォルト。やのあさっては、八王子や山梨方面の学生から聞かれ、LAJまんまであるが、ただし「やのあさって」はほとんど解答がない。数年前にビールのCMで「やのあさって」がちらりと聞ける、遊び心的な演出があったが学生は何を言っているのかさっぱりだったよう。これはかつての東国伝統系列「あした あさって やのあさって」に関西から「しあさって」が侵入して「やのあさって」は地位を追い落とされひとつ後ろにずれた、と説明する。「あした あさって やのあさって しあさって」は期待されるが、出会ったことがない。 山形では「あした あさって やなさって (しあさって)」と「あした あさって しあさって (やなさって)」はほとんど均衡する。これには最初驚いた。まだあったんだ(無知ゆえの驚き)!と(ただしLAJから知られる山形市の古い形は「あした あさって やなさって さーさって」)。同じ共同体内で明後日の翌日語形に揺れがある、ということは待ち合わせしても出会えないじゃないか。というのはネタで、実際は「~日」と...
コメント
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1679767
&GOODS_SORT_CD=101
インドネシアってどんなところか想像つかないけど、こんな音を出す人たちがいるなんて思ってなかったっす。
インドネシアって、島が多すぎる上に、それぞれの文化的特色がずいぶん違うようなので、今回訪れたパプアやバリからイメージされるインドネシアでは、ギターポップはないな、という感じです。
パプアでは音楽をほとんど聴かなかったです。クリスマス近くだったのでお決まりの音楽が南国アレンジで流れまくっていたのが面白かった。バリではベタなガムランばっかで、、、。
ちうか音楽を探索するヒマがなかったよ!