ジョージ秋山『銭ゲバ』(→amazon)が文庫化されたので、やっと読むことができた。1970-71年の作品。人生の苦難が自分だけのものであって、他の人からの安易な共感も心をさらけ出して誰かに許しを請うことも、決して許さずに自分を守りきった最終章は、30年以上経つのに普遍的な力を持つなあと思う。
昨年『アシュラ』(→amazon)が読めたのも幻冬社文庫のおかげ。このほか『教祖タカハシ』『日本列島蝦蟇蛙』『告白』あたりも読みたいので幻冬社さんに期待したい。ちくま文庫あたりでもいいや(無理でしょうね)。リアルタイムで読めたジョージ秋山は『海人ゴンズイ』『浮浪雲』『ラブリン・モンロー』『フィッシュ・ラーゲ』『戦えナム』くらいだけど、どれもキモトラウマで各誌連載では避けるように読んだりしていたのに、院生活終了ニート以上フリーター未満生活のなかで突然肯定的に読めるようになった。遅すぎる、と我ながら思うが、読めずに逃げ切る「幸せ」な人生というのもあり得たと思えば、この「不幸」を喜ぶべきか。
昨年『アシュラ』(→amazon)が読めたのも幻冬社文庫のおかげ。このほか『教祖タカハシ』『日本列島蝦蟇蛙』『告白』あたりも読みたいので幻冬社さんに期待したい。ちくま文庫あたりでもいいや(無理でしょうね)。リアルタイムで読めたジョージ秋山は『海人ゴンズイ』『浮浪雲』『ラブリン・モンロー』『フィッシュ・ラーゲ』『戦えナム』くらいだけど、どれもキモトラウマで各誌連載では避けるように読んだりしていたのに、院生活終了ニート以上フリーター未満生活のなかで突然肯定的に読めるようになった。遅すぎる、と我ながら思うが、読めずに逃げ切る「幸せ」な人生というのもあり得たと思えば、この「不幸」を喜ぶべきか。
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