旧サイトでも触れた(07/07/28参照)ことだが、ここ山形村山地域は無アクセント地域である(単語のアクセント位置が決まっていない)がゆえに、関東で弁別できていたアクセントだけを異にするミニマルペア(最小対→wikipedia)の聞き間違いと、それによるコミュニケーショントラブルが起こることがまれにある。これは僕が有アクセントの言語話者であり、アクセントに依存した談話理解をしていることによる。これぞまさに異言語接触というやつだなあとつくづく思う。
ところで、無アクセント地域の言語話者はミニマルペアをどうやって処理しているのだろう、お互いに誤解したりしないのだろうか、と常々思っていたことが、今日仕事のなかでのちょっとしたやり取りの中で観察できた。
印刷物について2色カラーの配色をどうするか、という会話で、「じ」の色をどうするかという文脈が発生した。「字」(高いアクセント)の色と背景の「地」(低いアクセント)の色の2つの意味が、どちらも同じくらいありえる状況である。つまり文脈だけではどちらか判定できない状況が生じたわけだ。説明に当たっていた女性は、「地」を表すために「文字じゃないほうの「じ」なんですが…」と切り抜けたのだった。
簡単にいうと、ミニマルペアの取り違えによる誤解が生じそうになると、補助的な表現を加えるということだ。でもそれって、有アクセントの世界でも普通に起こっていることだよね…。
ところで、無アクセント地域の言語話者はミニマルペアをどうやって処理しているのだろう、お互いに誤解したりしないのだろうか、と常々思っていたことが、今日仕事のなかでのちょっとしたやり取りの中で観察できた。
印刷物について2色カラーの配色をどうするか、という会話で、「じ」の色をどうするかという文脈が発生した。「字」(高いアクセント)の色と背景の「地」(低いアクセント)の色の2つの意味が、どちらも同じくらいありえる状況である。つまり文脈だけではどちらか判定できない状況が生じたわけだ。説明に当たっていた女性は、「地」を表すために「文字じゃないほうの「じ」なんですが…」と切り抜けたのだった。
簡単にいうと、ミニマルペアの取り違えによる誤解が生じそうになると、補助的な表現を加えるということだ。でもそれって、有アクセントの世界でも普通に起こっていることだよね…。
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